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平成27年第 5回定例会-06月11日-03号

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  1. 遠賀町議会 2015-06-11
    平成27年第 5回定例会-06月11日-03号


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    平成27年第 5回定例会-06月11日-03号平成27年第 5回定例会      平成27年 第5回 遠賀町議会定例会議事録   平成27年6月11日 1.議長の氏名   古 野   修 2.説明のため出席した者の氏名・職    町長     原 田 正 武    副町長    行 事 和 美    教育長    中 尾 治 実    総務課長   牛 草 英 雄    行政経営課長 岩河内 孝 寿    まちづくり課長池 田 知 致    会計管理者  桝 田 眞由美    税務課長   川 波 和 弘    住民課長   田 中 義 行    福祉課長   川 崎 多賀生
       健康子ども課長松 井 京 子    都市計画課長 永 田 弘 幸    建設課長   木 村   晃    生涯学習課長 大 場 繁 雄    学校教育課長 谷 口 義 和 3.書記の氏名    安 増 信 秀 議会事務局長    岩 本 武 志 事務係長 4.議員の出欠 (出席 /・ 欠席 △) ┌──┬───┬───────┐┌──┬───┬───────┐┌──┬───┬───────┐ │出欠│ 議席 │ 氏   名 ││出欠│ 議席 │ 氏   名 ││出欠│ 議席 │ 氏   名 │ ├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤ │ / │1番 │浜 岡 峯 達││ / │6番 │田 代 順 二││ / │11番│織 田 隆 徳│ ├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤ │ / │2番 │仲 摩 靖 浩││ / │7番 │濱 田 竜 一││ / │12番│萩 本 悦 子│ ├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤ │ / │3番 │尾 下 康 文││ / │8番 │中 野 嘉 徳││ / │13番│古 野   修│ ├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤ │ / │4番 │二 村 義 信││ / │9番 │加 藤 陽一郎││  │   │       │ ├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤├──┼───┼───────┤ │ / │5番 │萩 尾 修 身││ / │10番│仲 野 新三郎││  │   │       │ └──┴───┴───────┘└──┴───┴───────┘└──┴───┴───────┘                           平成27年6月11日(木)午前9時 開議       再    開 日程第1  一 般 質 問       散    会        平成27年第5回遠賀町議会定例会(日程第3号)  招集年月日 平成27年6月11日  ─── 再開 午前8時57分 ─── ○議長(古野修) 一同起立。礼。おはようございます。着席。  ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達していますので、これより本日の会議を開きます。 △日程第1 △日程第1、これより、通告順に従い、一般質問を許します。  12番議員、萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) おはようございます。12番議員、萩本悦子です。ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従い、一問一答方式にて質問をさせていただきます。  今回は、今年3月に策定されました本町の子ども・子育て支援事業計画、このことについて質問させていただきます。  まず、第1の質問として、待機児童について質問致します。  本町では、遠賀川保育園、それから山びこ保育園南部保育園、この3つの認可保育所がございますが、平成24年度の年度途中から待機児童が発生しています。昨年の11月1日現在、4人の待機児童が発生しております。現在の社会状況から考えますと、保育所に入所する希望者というのはこれからも増えてくるだろうし、待機児童というのもこれに伴って増えてくると思います。  そこで、町長に、本町における待機児童、このことについてどのように考えられているのかをお尋ねしたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) おはようございます。  それでは、萩本議員の1番目の認可保育所における待機児童についてどのように考えるか、お答えをしたいと思います。  まず、子育てをめぐる環境でございますが、子育て・少子化問題は、依然、厳しい状況が続いておりまして、国は少子化対策から子ども・子育て支援へと視点を移し、社会全体で子育てを支えるとともに、ワークライフバランスを目指すことを示されております。  そのような中で、就労体系の多様化や女性の社会進出に伴い、保育ニーズは年々増大し、都市部を中心に保育所における待機児童問題が深刻化致しております。  本町における待機児童の状況でございますが、先ほど議員もご指摘いただきましたように、平成24年度の途中から数名の待機児童が発生を致しておりますし、また各保育所では、またそれに伴いまして弾力運用により定員を超えた受け入れを行っているのが現状でございます。平成25年度、そして26年度におきましても、同様に待機児童が発生を致しておりました。そこで、平成26年度に遠賀川保育園の増築を行いまして、定員増を図ったところでございます。  このような待機児童の解消のみならず、潜在的な保育ニーズに対応するためにも、さらにワークライフバランスの観点からも、待機児童の解消を含めた保育事業の充実というものは、これは重大な課題というふうに捉えております。  以上、第1回、以上でございます。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 以前、担当でありました課長の以前の説明では、本町では年度途中に待機児童が発生したとしても、年度末、子どもたちが卒園するなり、子どもたちの移動で、待機児童というのは年度末に解消されるというふうなお話を伺ったことがあります。11月1日に4人の待機児童、この子どもたちもやはり年度末に解消されたというふうに考えてよろしいでしょうか。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) それでは、お答え致します。  確かに年度末には待機児童が発生しておりましたが、4月1日の時点で、皆さん、入所が可能となっております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) それでは、その4人は、26年度に限って言えば、4人の子どもさんたち、10月1日現在で待機児童、保育所に入りたくても入れなかったという状況があって、半年間待ってたわけですよね。その間、どういった状況であったのか、家庭の状況がどういったことであったのか。保育所に入るとするならば、入りたいと希望するならば、やはり親御さんは働きたいという思いがあったと思うんですよね。就職口も当然あったと思うんですよ。それを半年間延ばしたということは、どういう状況でそれをクリアできたのか、そこら辺把握されてるかどうか、お尋ね致します。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) 保育所に入所の待機になったお子さまについては、その後の状況調査というのは詳しくはやってないんですけれど、一部の方は入所までの間、一時預かりという制度がございますので、その一時預かりを利用された方がいらっしゃるということは聞いております。そのほかの方はですね、入所の申請理由から致しまして、例えば、育児休業をとられた方の復帰をですね、少し延長していただいたりとかですね、あとは、休職中の方はやっぱり就職の見送りがあったのではないかと思っております。遠賀町には民間の保育所というものはございませんので、そういった無認可保育所とか、民間の保育所に入ったということは、状況把握はできてはおりません。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 今、課長のほうからご説明いただいたんですけれども、働くこと、やはり就職を探してる親御さんというのは、やはり就職が決まればすぐにも働きたいと思うでしょうし、また、このチャンスを逃したら就職は半年も、その就職口というのは半年も待ってくれません。だから、チャンスを逃すということになります。先ほど、課長言われたように、産休、育休明けの親御さんも、さあ、保育所に子どもを、明けたから子どもを入れようとしても、空きがなければ復職を延ばさなければなりません。職場によっては厳しいところでありますと、やはり就職、今までお仕事していたのを辞めなければならないという状況も出てくると思います。ですから、やはり私は、年度途中でも待機児童を発生させない、そういった取り組み、施策が必要だと考えているんですが、いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) そのご質問につきましては、次の質問に、ご質問になるんではないかなと思いますが、そちらのほうに入らさせていただいてよろしいでしょうか。 ◆12番議員(萩本悦子) はい。 ◎町長(原田正武) それでは、確かに今、ご指摘ございましたように、年度途中の、要するに待機児童、全くゼロだということは、当然、今の状況の中では把握もしておりますし、ゼロではないということはないというふうに私のほうも十分理解しております。その中で、そういうことがありまして、やはり昨年度、策定致しました子ども・子育て支援事業計画においてですね、保育所、保育ニーズを、就学前人口の減少に伴い、計画期間の後半からはその計画の中ではですね、ニーズ調査では、計画後半からは緩やかに減少はしていくというような状況は把握、ニーズとしてはあると。しかし、共働き世帯が増加することが当然やはり見込まれるわけでございますので、平成27年度、そして28年度につきましては供給不足になる、待機児童が発生するということは当然もう予測を致しておるところでございます。  そこで、保育所に対します増築等の整備、施設整備、当然、これは支援をしていかなくてはいけませんし、保育所の適正な定員の見直しを行うなどの施策を講じながら、その不足分についての補いをですね、待機児童の解消を行っていかなければいけないというふうに思っているところでございます。  また、町内の事業所内におきまして設置されております認可外保育施設、俗に言う地域型保育として定めておられます地域の児童を受け入れることがそこでまた可能だというふうに、受け入れの増員をそこで図っていくことになろうかというふうに思っております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 待機児童を解消するために、先ほど、町長が遠賀川保育園の増設をしたというふうに言われましたけど、歯どめ、これも当然必要です。ですけど私は、まず第一に保育士の安定確保、これが一番ではないかと考えています。この事業計画の末巻にあります事業者のヒアリングの結果を見てみますと、やはり保育士不足ということに対して、やはり事業者、ものすごく悲鳴が聞こえております。どうしたものだろうか、どうにかしてほしいっていうふうなヒアリングの結果を読ませていただくと、そういう声がしっかりと書かれています。  本町の計画のこの35ページ、保育士の安定確保の方策として、県と連携のもと、新たに保育士になろうとしている人の資格取得と就職を支援するとともに、町内有資格者登録バンクを創設し、保育士の安定確保を図りますというふうな文言があげられています。これを具体的に、3つの方策、述べられています。資格取得の支援、それから就職の支援、それから有資格者の登録バンク、これの創設、この3つのことについて、具体的な説明をしていただきたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) その辺の中身につきまして、担当課のほうでご説明をさせていただきたいと思います。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) まず1点は、保育所、保育士に関します情報をですね、福岡県の保育士就職支援センターと連携を致しまして、そちらからの情報は確実に園のほうにお伝えするように致しております。それは保育士の要請等を行う研修の内容でございますが、そういったものを共有しながら、保育所と一緒に育成に努めております。  それと、町内に潜在する保育士の発掘については、この子育て・子ども支援事業計画の中にも目標として挙げられておりますように、今年度、保育士人材バンクの設置に向けて取り組んでいこうとしております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 事業者の方々にちょっとお尋ねしたらですね、ここにも載ってるんですけど、事業者は保育士を確保するために大学に出向いたり、また住民の皆さんの口コミでどっか保育士いないでしょうかというふうに探されたり、ハローワークにも行かれて、必死に保育士安定確保を目指して動かれています。しかし、現実には、安定確保には至ってません。  資格取得や就職の支援、これも大変重要なことだと、登録バンクも含めてですね、大変重要なことだと私は分かってるんで、思ってるんですけど、ただ、保育士不足の第一の原因、これは処遇にあると思います。つまり、全国的に給与水準が低いということがあげられます。いくら登録バンクをつくったとしても、就職の支援をしたとしても、やはり処遇が改善が見られなければ、やはり手を挙げる潜在保育士というのはいないのではないかと思っています。  まず、処遇改善をするのが第一番目の、問題を解決する一つの手だてだと私は考えています。そこで、保育士の給与水準を上げるために、本町独自に補助金制度、こういったものをつくるお考えはないのか、町長にお尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 現状の中で、今、先ほど申し上げましたように、やはり本町は公立保育所がない、私立の3園であるということで、これも本町は以前から公設民営型でやっております。施設整備等につきましても、国の補助金、事業を活用しながら、町の補助金も、町も財源を充当していくと。その中で、やはり施設に対する補助、そしてまた、これは近隣では、私は調べた中ではない、本町だけ独自でやってますとご承知のように運営費補助というものをやっております。そういうものにつきましても、一部、やはり人件費等々に充当していただいて、しっかり処遇改善をやっていただく。また、国のほうも今回、ご承知のように、保育士の処遇改善特例事業等々をですね、含めてされております。  また、さらにそれを追加して、補助金をというふうなことだろうと思いますが、今、現状としてやっている部分については、もちろんそういう声も聞きますし、今回の子ども・子育て会議の中でも、現場の運営されています3園の先生方からのご意見もしっかり承った中でこの計画を出しておるところでございますが、今、園に対する職員さんの給与面の処遇改善をということで、少しでもやはり補助金がですね、ないかということでございますが、今、町としても当然、運営費補助金を出させていただいておりますので、その中で、十分とは申し上げませんが、どの程度まで必要なのかというのは今後の課題だというふうに思っておりますが、今、現段階では町としても近隣においても町がやはり、本町が運営費を出しているということは伺っておりますので、本町では十分かどうかは分かりませんが、その辺の分については以前から運営費を出しているということでございますので、今後の課題になるのではないかなというふうに思っております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 保育士の安定確保というのは、やはり子ども・子育て支援事業、この中においては、これが円滑に進むかどうか、この事業が円滑に、スムーズに行われるかどうかというのを考えた場合、絶対にこれは、保育士の安定確保というのは必要なことです。ですから、今は無理としても、将来的、近い将来的に、ぜひ検討をお願いしたいと要請致します。  そうしたらば、次の5番目の質問に移らせていただきます。  学童保育クラブの開設時間についてですが、現在、夕方の6時までが開設時間です。ですけど、これを7時までにするお考えはないのか、お尋ね致します。
     この計画の中の重要課題として、子育てと仕事ができる、両立できる環境づくりというのが挙げられています。先ほど町長が言われましたライフワークバランスですが、現在、国のほうも女性の活躍推進ということを声高に叫んでおり、仕事を持っている女性というのも決して少なくありません。ですから、やはり7時まで、6時にお迎えを、子どもをお迎えに行くというのはやはり厳しいところがあります。また、今から就職をしようという人も、やはり7時までの、7時まで学童保育が子どもを預かってくれるということになれば、仕事の選択肢も当然増えてきますので、働きやすいということができます。ですから、あと1時間せめて延ばして7時まで、開設時間を7時までにしていただきたいと、ここで私は提案したいのですが、いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) この学童保育の時間延長、特に、今現在、18時まで、6時まででございますが、それを19時までということでございます。  当然、学童保育の開設時間、これはもう短いということに対してですね、短いというか、延長してくださいというニーズ、ご意見をたくさんいただいておりますし、また運営をしていただいています各学童保育の運営主体の皆さま方もですね、この案件につきましては以前から我々のほうに投げかけられている問題でございます。  問題はですね、一つは施設管理者と指導員の人員的な配置の問題というものがやはり議論がされてきたところでございます。学童保育クラブは小学校に隣接した施設、専用施設と、また学校の余裕教室を活用した学童クラブ、そういうことでですね、放課後や長期休暇の間の保育も行っておる状況でございますので、学校施設につきましては、学校の管理上、管理運営上の問題、それから保育時間の延長は厳しいのではないかということで、18時ということで今までやってきたわけでございますが、開設時間の延長につきましても、指導員の確保、こういうところを先ほど申し上げましたように、そういうところの問題もありますし、今後、やはり学校で開設してる部分、利用させていただいているところの部分につきましては、やはり学校管理運営条項も絡みますので、そういう管理者等々のですね、管理されてるところとの協議もやはり今後必要だというふうに思ってます。そういうもの、必要な条件を整えた中で、私もやはり延長すべきだということで、今、担当部署のほうにはできないかということで検討させているところでございますので、そういう環境整備がですね、可能であるかどうかということの議論をしっかりさせていただいて、それを前提に、今、検討させているところでございます。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 環境整備が整えば、延長することも可能だというふうな、今、町長のお答えだとは思うんですけど、土曜日も開設してますよね、学童保育というのは。ですから、環境整備というのは、私、個人的にはそんなに難しい問題ではないかと思います。これはクリアできるのではないかと個人的に思って、今日、教育長にお尋ねしたいんですが、私は今日は教育長のほうにはなってませんので、また後日、この件については質問相手が教育長というふうに書いてませんので、後日、また改めてお尋ねしたいと思います。  それじゃあ、協議の状況で可能というふうなことで、私は理解してよろしいでしょうか、確認です。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今、そういう状況の中で検討させてございますので、そういう方向で確認させていただきたいということです。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) それでは、次の質問に移らせていただきます。  次は、地域における子育て支援の推進、このことについてお尋ね致します。  この計画の中、本町の計画の中では、地域における子育て推進子育て支援の推進として挙げられている方策として、どしによる子育て支援、それから公民館を中心とした世代間交流、それから子育てマイスター、この3つが、この施策があげられていますが、私、これを、3つの政策を読んだときに、正直にこれだけでは私は行政として、地域の子育て推進をどのように、子育て支援をですね、どのように推進していこうとしているのか、その姿が見えません。地域に対しての働きかけ、もうちょっと積極的に行われてもいいのではないかと考えています。いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今、先ほどご質問いただきました、重複するところがあると思いますが、まず、地域における子育て推進につきましては、今、議員が申されましたように、ひと・人応援団どしの子育て支援活動がございますし、また町内全域を対象に、子育て講座、そして育児ボランティアの育成、また地域の子育ての中の保護者間での交流や子育てに関する情報提供等を行って、子育て支援活動を行っていただいていることも、もうご承知だというふうに思っております。  また、地区公民館においても、これは子ども会、子ども育成会を中心とした行事、また、ボランティア活動、そしてさらには、自主的な子育てサークルによる活動も行われておるところもございます。  福岡県におきましては、地域の子育て支援と致しまして、地域の子育てを応援する福岡子育てマイスター制度というものを行っておりますし、子育て支援に関心のある60歳以上の方を子育てマイスターとして認定登録し、事務局である、これはもう福岡県シルバー人材センター連合会を通しての地域依頼に応じた活動をしていただいておりますが、この制度は本町の住民の方が現在11名登録されてございますし、依頼があれば子育て支援を応援いただくということになっております。町と致しましては、この福岡マイスター制度を広報等で周知し、登録者の増加につなげ、制度の活用につなげていかなくてはいけないというふうに思っております。  まだ目に見えないところが多々ご指摘のとおりあろうかと思いますが、現状としては、先ほど、冒頭にもございました、やはり支援活動、一つの団体、ひと・人応援団どしの皆さん等々を中心としたですね、そういう事業があってるときの育児ボランティア等々が今主体で、議員のご指摘もそのとおりだということで思います。そういうことで、計画書の中にあがっておりますような事業を、これに基づいて推進していくということになろうかというふうに思っております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 先ほど、今、町長言われましたように、子育てサークル、本町で言いますと、私が知ってる限りは旧停区、それから遠賀川で子育てサークルというのが公民館で行われています。私は、この取り組みというのは、やはり地域での子育て事業としてはやはり有効なもの、大変有意義な活動であると思います。こういった取り組みをですね、全町に紹介するなり、また広げていくというのも行政の役目ではないかと私は考えていますが、いかがでしょう、町長。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今、申されました子育てサークルですね、公民館等々で。実は私の孫も旧停の子育てママの会に、今は幼稚園年少に入りましたが、3歳児前は2年間しっかり、月に一度だったんですけど、本当に親子そろって地域の皆さんに支援をしていただいたという経験を持っておるところで、そういう意味では、地域でしっかりそういうことをされているということも含めて、これはやはり全町にですね、しっかり広報なり含めて周知をしていくことも当然のことというふうに私も理解をしてるところでございます。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 地域における子育て支援の推進ということをですね、この計画の中でもしっかりとあげられてます。ただ、私、いろいろお話を聞いたところによりますと、地域で子育て支援を推進してくださいと言われますけど、名簿を開示されてないんですよね、子どもたちの。区長さんなり、民生委員さんたちが、地域で自分の区の子どもたちの子育てを支援しようと思っても、どこにどの子がいるか分からない。何年生か分からない。何歳か分からない。そういう状況で、さあ、子育て支援をやりましょうと、やってくださいと言われても、全くどういうふうにやっていいのか分からない。やはり子どもたちの名簿というのは、希望する区長さんなり、民生委員さん、こういった方々には提示してもいいのではないかと思っています。高齢者の名簿というのは、3か月に一遍開示されてます。ですけど、3か月に一遍、子どもの場合は必要ないと思います、せめて1年に一遍ぐらいは、ご自分の区にどういった子どもがいるのか、何歳の子どもがいるのか、何人いるのか、そういったことの開示も必要ではないかと思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(古野修) まちづくり課長。 ◎まちづくり課長(池田知致) 済みません、まちづくり課ですけれども、ご質問の回答になるかどうか分かりませんが、今、区長会に対しての名簿の部分がありましたので、現状を申し上げますと、毎月のいわゆる世帯の異動状況等につきまして、翌月の区長会の時点で、いわゆる世帯の状況で、区長さんに対しましてはその情報は開示しているところでございます、毎月の分ですね。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 移動の分だけ。異動の分だけ、確認です。結局、名簿だけじゃなくて、異動の分だけ、この方が転出されました、この方が入ってこられました、異動の分だけ、確認です、移動の分だけですか。 ◎まちづくり課長(池田知致) もともと台帳がある時点でありまして、それからの異動分を渡してますので、全容が区のほうでは分かるというものになります。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) それでは、民生委員さんなりが、係のほうに、課のほうに要請した場合はやぶさかではないということで理解しても、そこら辺の考え方を民生委員、区長さんなり、希望する方、希望する誰でもじゃないですよ、誰でもというふうなことではなく、区長さんなり、民生委員さん、こういった方に限って、名簿を、子どもたちの名簿を提示するのはいかがでしょう、というのを担当課のほうにお尋ねしたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今、区長さんのほうには、基本的には地域を代表する区長さんでございますので、区長さんのほうには開示をしてるということでございます。目的を持って、特に民生委員さんとかですね、そういう部分につきましては、今度、この関係で申しますと、子育ての重要な部分でございますので、必要な部分につきましては、民生委員さん等々にですね、担当課としてしっかり責任を持った中で、開示ができるところについては開示、全てを開示せということになりますと弊害がございますので、そういう部分については可能だというふうに私は理解しておりますので、それをもう一度、担当課と少し詰めさせていただければと思います。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 開示のほう、使用目的が、当然、民生委員さんは児童民生委員さんに、子どものほうにもかかわられる方ですので、やはりぜひ前向きな検討、お願いしたいと思います。  それから、本町のように限られた予算の中で充実した子育て支援をするとするならば、やはり行政だけではなく、住民の皆さんの力というのがぜひとも必要だと私は考えています。住民さんに対しての積極的な働きかけ、これをぜひ要望したいと思います。  次の質問に移らせていただきます。  次、ファミリーサポートセンターについてお尋ね致します。  この本町の計画の中では、量の見込み、それから確保方策ともゼロです。本町においては、三世代家庭、おじいちゃん、おばあちゃん、そして孫というふうな三世代家庭の比率が高く、子どもたちの一時預かり、それから送り迎えというのはおじいちゃん、おばあちゃんに頼めるというふうな若い子育て世代の方がたくさんいらっしゃいます。また、一緒に同居していなくても、近くにおじいちゃん、おばあちゃんがいるから、子どもたちの親に何かがあったときはいつでも頼めるというふうなことがこのアンケート調査、事前に行われたアンケート調査にもしっかりと書かれています。  ですけど、これからやはり家族の形態というのは変わってきています。核家族というのが増えてきています。また、これから遠賀町の人口を増やすとするならば、やはり子育て世代というのを、遠賀町以外からこの子育て世代を取り込む、こういった働きも必要だと考えています。  ですから、全ての子育て世代がおじいちゃん、おばあちゃんに頼める環境にないということを前提にして、これからの子ども支援、子育て支援というのはやっていただきたいと思うんですけど、そういうのを考えれば、ファミリーサポートセンター、これは私はぜひとも必要だと考えています。財政的な問題などがあって、すぐには実現は無理だとしても、やはり5年後、10年後を見据えて、調査・研究ぐらいすべきではないかと思っています。ゼロというふうにぽんとあげるのではなく、せめて調査・研究、将来を見据えて、これをやっていただきたいと、私はここで提案したいのですが、いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 一応、このファミリーサポートセンターにつきましては、私のほうも、今、アンケート調査に基づいて、これも子ども・子育て会議でしっかり議論がなされ、アンケートの対象者の家族の問題、これは聞き方ということじゃなくて、その周知の問題もあろうかというふうに思いますが、基本的にはアンケートして、その結果に基づき、その子ども・子育て会議の中で十分議論された中でですね、当然、ニーズはなかったということでございますが、じゃあ、ニーズが本当に、じゃあ一人とかいうのではなくて、これがやはりそういうニーズが必要だ、あるということになったときはどうするんですかという議論もなされております。そういう意味につきましては、そのときはやはりしっかり計画に沿って、やはり計画の中でまた追加していきながらということでございました。  ただ、問題はこのファミリーサポートセンターが行う事業ですね、これがやはり児童の一時的な預かり保護、それから移動支援等を希望する方と、またその援助を行うことを希望する方との連絡調整等々が主体になってくるんだろうと。そして、援助希望者の講習等々の実施を行うことが、このファミリーサポートセンターの一つのやはり大きな目的だろうというふうに思いますし、当然、近隣でそういうファミリーサポートセンターを実際開設してるところもございますので、今後、そういうところのですね、状況も把握しながら、じゃあ、一人も二人もあればすぐするのか、大きなこれになりますので、今、議員が申されますように、近い将来、そういう意味ではやはり、この、いろんなセンター等々がやっぱ…一つはやはり子育て支援センターという大きな中核があってこの事業もなされるだろうと思いますので、そういう全体的なものも含め、このファミリーサポートセンターという、担う、こういう事業、センターにあうものをしっかりですね、我々も研究しながら、近い将来に向けて、そういう必要なことをしっかり議論はさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 北九州をはじめ、近隣でもこういったファミリーサポートセンターをシステム、やっているところはありますので、すぐにとは私も申しません。将来に向けて、近い将来に向けて、ぜひ調査・研究、行っていただきたいと思っております。  それでは、最後に、利用者支援事業、このことについてお尋ね致します。  この利用者支援事業というのは、子ども・子育て支援事業の中の大きな目玉の一つです。ですが、私、今までずっと広報なり、ホームページ見てきていますが、この利用者支援事業の趣旨や、それから窓口がどこにあるのか、お知らせ、町民の皆さんには、私が知る限りされておりません。このことについて、どういうふうに考えられるか。  利用者支援事業というのは、今現在、子どもを育てている世代だけではなく、これから子どもを産もうとしている人たちにとっても、大体どういうふうな行政は支援事業があるのか、どういうふうなサービスが受けられるのか、これはやはり子どもをこれから産もうとしている世代にとっても大変関心のあるところです。しっかりとやはり周知していただきたいと思うのですが、いかがでしょう。周知されてないと私は思うんですけど、いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まず、この8番目の利用者支援事業がどのように行われているかというご質問に対しまして、とりあえず私のほうで答弁させていただいて、周知のほうにつきましては、またのちほど担当のほうで答弁させたいと思います。  まず、この計画のほうにもしっかり載せておりますが、利用者支援事業につきましては、児童及びその保護者が、幼稚園、保育園等における教育、保育や一時預かり、そして学童保育等、地域子育て支援事業等の中から適切なものを選択し、円滑に利用できるよう、身近な場所に支援員を配置して、相談への対応や情報提供、そして関係機関との連絡調整等を行うという、子ども・子育て支援法に基づく新規事業であるということでございます。  国が示した事業では、おおむね中学校区3か所に1か所設置し、支援員を配置することを想定しておるということで、本町ではその1か所というのを現状では役場の担当窓口、子育て支援係で担当職員が対応してるという今の状況でございます。今後、これまで以上に子育て支援サービスの内容、またそういうものがですね、複雑化し、多様化し、手続き等については利用者の支援の必要性が高まるというふうに、これ、もう予想されるわけでございますので、当分の間はこの動向を見ながら、今の現状の窓口体制でしっかり利用者への支援を行っていきたいというふうに思っております。  そういうことで、その支援事業についての周知の方法につきまして、当然、今、内容も含めて、今後、啓発していくということにつきましては、担当課のほうがどういうふうに周知をしていこうかということになろうかと思いますが、当然、周知しなくてはいけないことで、初めてここで出てきて、利用者支援事業とは何ぞやということになりますとですね、住民の方もやはり困惑されますので、そのところございましたら、担当課のほうで、答弁できますか。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) 利用者支援事業についての周知でございますが、この事業に限ったことではなくて、子ども・子育て支援事業計画につきましては、これから皆さんのほうにですね、こういう計画ができまして、一つ一つ丁寧に広報等に掲載をして、啓発を進めていきたいとは考えておりますが、この利用者支援事業でございますが、現状を申し上げますと、例えば、妊娠をされた方が母子手帳の交付を申請にお見えになったときには、子育てのどういった相談があるかとかですね、そういったパンフレット、子育てについてのパンフレットをお渡ししたり、転入をされたときに、小さな子どもさんがいらっしゃる場合、こういった教室、子育て教室がありますだとか、地域にはこういうものがありますというようなご説明は、担当のほうがしております。  今後ですね、やはりこういったものをきちっと制度化をしまして、担当職員にも研修を受けさせまして、この子育て支援事業というものを強化をしてまいりたいと考えてはおります。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) その都度、やってますよということですが、やはり私は、広報なりできちんと、今、その窓口に行かれた方じゃなくて、やはり現実に、うちの子ども、どこに預けようかというふうな、一時保育があるのか、どういったサービスがあるのか、その時々で悩まれたときに、ああ、ここに行けばいいんだというふうなことは、やはり周知すべきだと思っています。たまたま窓口に行って、こういうものがありますよというのと、やはり自宅にいてそういうふうなことが頭にあるのと、それから、今、町長が先ほど言われました、周知についても、ここにいる私たちは事前にたくさん紹介を受けて、勉強もさせていただいてますから分かりますけど、一般の住民さん、果たしてどこまで分かるのか、今までの制度とどう違うのかというふうなことは分かりません。ですから、やはりきめ細やかな対応というのが必要ではないかと考えています。ぜひこれから一つ一つやっていただきたいと思います。  それから、今年の4月の機構改革で、健康こども課でいろんな子育ての情報、サービスが一つのところで得られるというのは、私はこれはいいことだと思ってます。ただ、私的には、私、個人的には、もう少し踏み込んでいっていただいて、その中の係があるですよね、健康こども課の中に3つの係があります。子育て支援係、健康対策係、国保年金係、この3つの係の情報を一本化して、子育て支援、妊娠、そして出産、子育て期での切れ目のない支援、例えば、手当のことはどういったことがあるのだろう。そしたら、手当担当の国保年金係の職員が来たりするのではなく、予防接種のことやったらまた違う職員が来るのではなく、全部の子育てのことが分かるような、一つのところでワンストップでこの人で分かる、個々の自分のところのサービスができる、サービスが、この家に合ったサービスというのが、状況が一つ一つ最初から説明しなくても分かるような職員の配置、先進地では子育てコンシェルジュというかたちでやってます。決して難しいことではありません。確かに難しいところは難しいんですけど、そういったことも必要ではないかと思ってます。ワンストップで子育ての情報が得られる。それから、場合によっては、話し相手、相談相手、そういったことをできるような子育てコンシェルジュ的な職員の配置、これができる、していただきたいと思うのですが、いかがでしょう。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) この、今の議員のワンストップ拠点というこの部分につきましては、次の次の仲野議員のご質問の中に入ってございますので、詳しくはまた仲野議員に、詳しくと言いますか、もうそれが回答になると思うんですね。当然、もう、先ほど議員が申されましたように、妊娠から出産、子育て、この一連とした流れの中での切れ目のない総合的な相談支援体制、これがワンストップ拠点として、子育て世代の包括支援センターという、一つはこの地方創生、地方版の総合戦略の中でもうたわれてるというようなことで、設置に関しては、今、申し上げましたように、担当部署で、今、機構改革の中でですね、健康こども課というかたちの中での分でございますが、そういう相談体制をしっかりワンストップでできるというのは、当然、今の担当課のほうで、今の段階ではせざるをえないような状況でございますので、その分についてはしっかりと担当課のほうでやらせていただきたいと、今、現状ではですね、そういうふうに考えてるところでございます。 ○議長(古野修) 萩本悦子君。 ◆12番議員(萩本悦子) 私は、子育て支援というのは、親と子だけの問題ではないと考えています。地域の高齢化問題、それから地域の活性化、そして地域の生き残り問題とも大きくかかわってくると思っています。私は、これからの遠賀町は、子育て世代が住みたいというようなまちづくり、これを目指していただきたいと考えています。  町長は、昨年の選挙の折に、公約として、子ども・子育て支援の推進ということを挙げられています。ここで、町長の子育て支援について、推進、このことについて、どのような考え方をお持ちなのかお尋ねして、私の質問を終わりたいと思います。町長、お願いします。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) これはもう、先ほど、何度もやりとりの中でありましたように、一番大事な、先ほどありました、まず、子どもというのは妊娠され、そして出産し、そしてそれから育児をし、そしてそれから家庭があるわけでございまして、そういう意味での子育て部門と、それとあわせて、今後の、要するに子育て環境につきましては、教育も含めたところでございますが、そういう意味で、私もやはり子育て環境の整備という、また、ハード、ソフト含めて、これは大事だというふうに申し上げておるところでございます。  その施策につきましては、公約で申し上げましたように、まず第一に大事にしていくということを念頭に置きながら、子育て支援事業を進めていきたいというふうに思ってるところでございます。  回答になったかどうか分かりませんが、そういうことでよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(古野修) 以上で、萩本悦子君の一般質問は終了致しました。  しばらく休憩致します。  ─── 休憩 午前9時43分 ~ 再開 午前9時52分 ─── ○議長(古野修) 再開致します。  11番議員、織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 11番議員の織田隆徳でございます。議長の許可を得ましたので、通告書に従って、一問一答方式で質問を行います。  まず最初に、遠賀川駅南の開発について、町長に質問を致します。  1点目に、まず開発のスケジュールについてお尋ねを致します。遠賀川駅南の開発も、道路や自由通路の開通で、アクセス面の整備が着々と整いつつあります。町民の皆さまも開発が進んでいるのだと実感されておられることだと思っております。しかし、町民の皆さまからよく話に聞くのは、どのような手順で開発されるのか、開発までにどのくらいかかるのかという質問でございます。  確かに、現在、土地区画整理組合の設立を目指して準備を進めておられることでございますが、事業の実施主体は土地区画整理組合であることも承知を致しております。予測がつかない面もあるかと思いますが、あらためて開発までのスケジュールについてお尋ねを致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) それでは、織田議員のご質問にお答えしたいと思います。  開発のまずスケジュールということでございます。  遠賀川駅南の開発につきましては、ご承知のように、昨年11月、地元の地権者によります組合施行での土地区画整理事業を目指して、遠賀川駅南土地区画整理準備組合が正式に立ち上がりました。今回、開発のスケジュールについてのご質問ですが、今後、この準備組合が、本組合設立までに各種検討や協議を行い、地権者が合意することが必要となります。  まず、今年度、遠賀町では土地区画整理事業調査を実施致しまして、これは町のほうでですね、実施を致しまして、組合設立に向けた地元地権者に資料の提供を行います。この事業調査に基づき、合意形成の支援を図らなくてはいけません。なお、この事業調査業務につきましては、もう既に業者に発注を致してるところでございます。もし仮に、今年度末の時点で合意形成が図れて、順調に事業が進んだ場合につきましては、平成28年度に関係機関との協議を進めながら、企業等の事業協力者の選定を行い、仮同意の収集を行います。また、平成29年度に、より実現性のある事業計画案を作成致しまして、最終的に区画整理事業を実施するか、しないかの意思決定を本同意書の提出により確認した中でですね、最短で平成30年度をめどに組合設立というようになるかというふうな状況でございます、スケジュールでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) ご存じのように、この駅南の開発に伴いまして、本来であれば、土地区画整理組合が設立し、全てのインフラ整備をそこで行うのが主体じゃなかろうかと思ってますが、この駅南については、町がですね、道路、それから自由通路と、これまで約22億7,000万ぐらいの財政投資をしてきておるわけでございまして、この区画整理組合の設立の合意がもしもなされなかったときにはですね、やはり多大なやっぱり町としての責任問題になるんじゃなかろうかと思ってます。  それで、現在のところ、やはり町がですね、主体的にやはりリードしてですね、この設立に向けてのイニシアティブをとらなければいけないというふうに考えておりますが、その点、町長はどのようにお考えか、お尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 当然、今、もしそれだけの事業予算を投資、過去さかのぼれば数十年、30年近くになりますけど、当然、もうここまで至った状況で戻るわけできませんので、できませんので、当然、これはもう、行政もしっかりとそういう準備組合という方向で開発していくんだという意思表示の中でですね、今、組合施行という意思表示の中で、準備組合までできあがりました。それに対する支援につきましては、当然やる。  そういうことで、まず今年度、平成27年度に事業調査を町のほうでやりましょうということで、今、率先して主体的にやって、後は、その調査に基づいて、この27年の間にですね、準備組合の皆さんに、当然、これ、今まで60ヘクタールというようなことで計画当初ございましたが、今現在、広渡地区の部分も含めて66.7ヘクタールと増えております。そういうものをどこまでやはり広げて、その66.7ヘクタールある中の広さをどこまで絞ると言いますか、やれるのかということはこの事業調査の中で出てこようと思いますし、そういう意味での準備組合との協議をですね、町も入ってやらせていただいて、提案させていただくというようなことで、今、進んでるところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 仮定のことを申して失礼でございますし、今の段階で答えないということもあるかも分かりませんが、もし組合の設立の合意が得られない場合ですね、町としてあんだけのインフラ整備をやってるんですが、町としてどういうふうな対応をされるのか、町独自で開発を進めるのか、その点、ちょっとお聞かせを願いたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) もうここに至っておりますので、できないというふうには、区画整理がもしならない、今の段階で考えるべきではないというふうに思っています。もう道路もつくりですね、町主導でもうメイン道路もつくりましたし、道路もつくりましたし、自由通路もつくりました。ですから、これに向けて進む。ただ、同意ができなければですね、できないわけですから、それなりの開発やっていくしかない。  ただ、今は、とにかく区画整理組合で開発していくんだという強い地権者の皆さんの、ただしそれを今からこの調査においてどこまで開発ができるのかということがしっかり出てまいります。減歩の問題もこういうかたちでということで協力も含めて、そういうことで、詳しいスケジュールについてということでございますので、そういう分については細かくどういうふうなスケジュールになっていくかというのは担当課長のほうから説明させますが、まず、私としましては、今、この平成27年度、これは準備組合に対して事業調査をしっかり行った結果でですね、協議を進めていくというふうに思ってるところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 今から組合の設立に本格的な合意を得なければならないということ、時期になりますが、ぜひともやはり、皆さん、町民の方も期待を致しておりますので、ぜひともやっぱり設立がかなうようにですね、町として積極的にやっぱかかわっていただきたい、要望したいと思います。  次に、2番目でございますが、開発を行っておりますが、この開発が成功する否かの重要な要素の1件が、やっぱり交通アクセスだと考えております。当該地域については、九州の大動脈でございます鹿児島本線の遠賀川駅前であるということ、それから国道3号線が、まあ、駅からの横を通ってるということで、かなり交通の利便性が高く、恵まれているんじゃなかろうかというふうに考えております。  しかしながら、国道3号線へ抜けれるまでのアクセスですね、これはやっぱ十分ではないんやなかろうかなというので考えております。このまま開発が進めば、一部では交通渋滞が発生するのではないかという予測もされます。  そこで、町長にお尋ねしたいのは、国道3号線へのアクセス、それから福岡市、北九州市への新たなルートの計画があればですね、お尋ねをしたいというふうに思ってます。
    ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) それでは、2番目の国道3号線へのアクセス、福岡市や北九州市への新たなルートの考えがあるかということでございます。  本町の広域的な道路網と致しましては、ご承知のように遠賀町と福岡市や北九州市を結ぶ東西軸を構成している一般国道3号、そして、主要幹線道路であります国道3号と遠賀川駅南側を結ぶアクセスとして県道宮田・遠賀線、さらには県道浜口・遠賀線、並びに直方・芦屋線が南北軸を構成を致しておるところでございます。  町では、遠賀川駅南地区内の幹線道路として老良・上別府線、これはまだ第Ⅰ工区でございますが、それと駅南線、そして遠賀川駅南側の駅前広場、そして自由通路を整備し、本年の4月にご承知のようにもう供用開始を致したところでございます。引き続き、この駅南の老良・上別府線Ⅰ工区と、そして駅南線の交差点から遠賀川の堤防でございます、そのⅡ工区、老良・上別府線のⅡ工区の整備を、これはもう最優先課題として、今、考えて、事業展開を進めるということで、新たなルートの計画としては、これまではですね、現段階ではまだ考えていないというか、進んでないところでございます。  ただし、国道3号の、ご承知のように今古賀交差点の下り線の立体化、この事業化、これにつきましてももう事業化されまして、早期の整備が望まれるところでもございますし、県道直方・芦屋線につきましても、機能アップをですね、国、県のほうに働きかけております。まずは、既存の主要幹線道路の整備促進によるアクセス性の向上、まずそれを最優先に図らせていただきたいというふうに、今、考えてるところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 特に心配されるのが、老良・上別府線のⅡ工区が完成した場合、総合運動公園のとこに出れるわけですけど、北九州に抜けるには、あの道を通って総合運動公園のあれから県道直方・芦屋線を抜けて出るというルートになると思うんですよね。それで、総合運動公園の外周の道路のほうさへ出ていくんですけど、そのルートを通ればかなりこう、曲がるカーブが多くて、混雑するんやなかろうかと思うわけですね。直接、県道直方・芦屋線さへ抜ける道をつくる計画があるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今言った県道直方線に逃れるかということですね。それはもう当然つくります。そこまではつくります、今ある県道のほうにですね。当然そこからⅡ工区の老良・上別府線の道路はそこまで繋ぐということでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) もう一件なんですが、平成26年度の予算特別委員会において、私が北九州に抜けるための新たなその、遠賀川に橋をですね、架設する必要があるんやなかろうかという質問を致しました。そのときの町長の答弁では、その思いはあったが、具体的に国や県への働きかけは行っていないという、こういう答弁だったと思ってます。今現在ですね、橋の必要性についてどうお考えなのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) この、北九州に抜ける県道直方・芦屋線から遠賀川を越して、一つは今度、織田議員もご承知のように、まず水巻町さんが、みどりんぱぁーくですかね、あそこから県道直方・芦屋線の遠賀町のほうさ抜ける橋を、全体的な計画の中でお出しになられたのが、今、何かそれはもう頓挫したというふうにお聞きしておりますが、そういう計画があったと。  あわせて、本町も、この第5次総合計画の中でですね、一つ、道路網の整備、幹線道路の整備というかたちの中で、道路ネットワークの中に、当然、水巻町へ抜ける架橋についての、これも計画の構想としてはですね、ございましたが、先ほど、議員も申されました、私も前回の議会でも答弁させていただきましたが、やはり相手がどうしても国、県になると、あれば、一番抜ける、ただ抜けても今度、その先が水巻さんのほうにどうなるのか、北九州に抜けるあれがあるのかということもありますが、町としてはやはり、構想としてはやはりそういう構想を持っておかなくてはいけないということで、第5次ではですね、そういうことで構想としてはございましたが、何分、やはりそこに橋を架けるということは大きな事業でございますので、構想としてはぜひそこにつくっていただければですね、また、展開も大きく変わってこようかと思いますが、とりあえずまず、今は大事な幹線の整備につきましては、まず既存の主要道路を優先的にですね、させていただきたいと。  ご承知のように、もう国の道路局の、今回の社会資本整備総合交付金事業で、今、駅南の道路事業、それから白毛の踏切等々させていただいてるわけでございますけど、基本的に我々の要望額に対して、内示額がここ数年非常に減っております。当初はですね、やはり七十数%あった内示額が、もう今現在では50%を切ってるというような状況で、非常に厳しい状況の中でもやはりしっかりしたことをしなくてはいけないということで、ありがたいことに、国道3号線のバイパスの今古賀の交差点のですね、高架化につきましても事業化が、国としてはもうさせていただきましたので、あとは早期に完成するように、我々も地元の皆さんのご協力を得ながら、また、議会のご協力をいただきながらしていくというようなことで、まず今の主要な幹線道路を、まず最初にやはりしっかり整備させていただきたいなというふうに思っておるところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 一本橋を架ける多額なお金が必要になってくるんで、なかなか国もおいそれとはいかないだろうとは認識してます。ただ、やはり鞍手にですね、新しく橋が架かりました。あれは高速道路が、インターがですね、鞍手インターができたあの影響で、橋の架設も認められたんじゃなかろうかと思ってますが、中途半端な橋ですよね。北九州のほうは抜けてません。ただ、遠賀川の向こう側の対岸の県道まで抜けただけの橋でございますので、やはり構想はお持ちだろうということで、今、お伺いを致しましたが、既存の道路を優先的にやるのも分かりますが、ある程度、やっぱり構想を持たれておれば、少しは頭出し的にですね、国・県ににおわしていく、遠賀町はこういう構想を持ってるんで、ぜひともご協力していただきたいという、におわすようなですね、やはり行動をですね、やっぱ早目からとっていくべきじゃなかろうか。すぐ一朝一夕に橋が架かるわけではございませんのでですね。そういう点は、町長、どうお考えですか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 当然、これは広域都市圏の中でも、そういう位置づけの中で、我々もそこの橋を架けていくという構想をですね、県、近隣の広域、北九州も含め、都市圏、そして国あたりにもですね、そういう構想はしっかり、位置はいいわけですので、訴えていくことは異存はないというふうに思っております。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) ぜひとも、遠賀町はこういうふうな広域的な構想を持ってますのでということで、ぜひとも意思表示をしていただきたいと思っております。  それじゃあ、次にまいりたいと思います。大きな2番目の遠賀川駅前の再生について、町長に質問を致します。  根本的な遠賀川駅前の再生につきましては、遠賀町商店街振興計画等も影響していくんじゃなかろうかと思ってますが、この計画については平成27年度までのため、本計画の見直しは、多分、今年度行われるんやなかろうかと思ってます。それで、今回につきましては、このJA北九遠賀支店の跡地、この利用計画について、主にですね、質問させていただきたいと思います。  まず、その後のJA北九遠賀支店跡地の利用計画についての進捗状況について、お尋ねを致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まず、JA北九遠賀支店跡地の利用計画の進捗状況ということでございます。  昨年12月議会の時点でも、JA内部での取り組み状況についてはご報告した中で、老朽化しているやすらぎ会館の建て替えを中心に、外部コンサルタントへの跡地の利用案の作成依頼を行っておりますと。これを受けて内部組織での検討に入り、その時点では、再来年中には…2年以内ですかね…には具体化するというふうなことで、私のほうもお伝えを致したところでございます。  その後、JA跡地を含めた駅北側のですね、利活用のあり方について、連携をより深めていくよう、協議をですね、行いながら、行っております。JA側としましては、駅前での立地条件の優位性や公的機能面との連携も認識をされておりまして、町としては民間主導型の再開発事業での支援の可能性を模索しつつ、今後の進捗状況によっては、駅前再開発の青写真などを描く必要があるというふうに考えておるところでございます。  いずれに致しましても、今しばらくは、引き続き関係者、そして関係機関との協議を深めながらですね、取り組み状況を注視していくというような、今の段階では状況でございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 先日、議会のほうに、防衛省のまちづくり支援事業のですね、補助を受けて、遠賀川駅の建て替えの問題がちょっと報告がございました。交流広場等も兼ね備えたものの計画でございます。こういうふうな新たな駅の建て替えの構想の中で、やはりあの一帯の開発がですね、先ほど町長が言われるように、再開発が、私も必要やなかろうかと思っています。  それで、その、ある程度、核になるのがですね、やっぱりJAの跡地、やっぱ広い土地有していますので、その土地もやっぱりその中に含めるべきだと思ってます。それで、私、一つ考えるのは、この駅の建て替えの問題とやっぱリンクさせるために、JAの跡地をですね、今、早急に利用を決めなくて、しばらく待っていただいて、そして全体の、駅前ひっくるめた相対的な再開発までですね、待っていただくというふうな要請をすべきじゃなかろうかと思ってますが、その点、町長、どうお考えか、お聞かせ願います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まずですね、JA側としましては、先ほど申し上げましたように、一つは、葬祭事業をはじめとするJA自体の土地利用を、今、JA自体、基本に考えておられます。その中で、まず町がその跡地にですね、跡地利用構想といいますか、そういう構想案をですね、描いてもらいたいと。その機能等の中で、JAが展開できる事業を、町と連携しながら進めるべきではないかというお考えも、JAのほう、お持ちでございますので、町としましては、先ほども議員が申されましたように、今回、議会のほうに議案を、予算案もちょっと提示させていただいておりますが、防衛の関係で駅舎の改装を中心としたですね、まちづくり支援事業のその前段の資料作成業務をですね、遠賀川駅周辺まちづくり構想として、遠賀川駅舎、その駅前の北側周辺の前段の作業と併せまして、このJAのですね、跡地利用構想案を三本立てでさせていただければと、皆さんご理解いただかなくちゃいけないんですが、そういうふうに今、思って検討してるところです。  ですから、少し待ってということではなくて、先に、今、JAのほうが、遠賀町さんのほうが構想を出していただけませんかということを投げかけられておる、向こうのほう、JAサイドで確定した案ではないんですが、そういう声も聞きますので、ぜひ、これは議会の皆さんのご理解を本当いただきまして、一体となってですね、構想を練りたいというふうに思っておりますので、ぜひご理解を賜わればというふうに思ってます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) JAとしても、町のほうが動いてくれれば、土地については協力致しますよ姿勢ですということで、前回もお聞きしておりますのでですね、ぜひとも今、町長が言われたような計画でですね、JAさんについては、私どもあんまり知らない間に支店が向こうに移ったりですね、後からどげんなったんかちいうこともあります。それで、合併してよかったか悪かったかちゅう問題もありますがですね、やはり勝手にどんどんどんどんJAだけでですね、決めるんじゃなくて、やはり長く遠賀町にやっぱりおってですね、やっぱり遠賀町とともに育ったJAでございますので、ぜひともですね、町の計画に沿って、あの土地利用についてはですね、行っていただくように、ぜひそれは強く要望したいと思ってます。  次に移ります。これは3番目ですが、交通安全対策ですね。  先日でも、北海道でですね、暴走自動車によります痛ましい事故が起こっております。最近、飲酒運転もですね、やはり減りません。それで、この暴走による事故、それから飲酒運転の事故というのはですね、なかなかなくならないというのが実情でございます。また、これから夏場になりますと、暴走族の問題も起こっております。  それで、一つの提案でございますが、路面のですね、白線の周辺で、イメージ的に凹凸があるようなですね、イメージを与えるような塗装ですね、がございます。そういうふうな塗装をですね、直線道路でスピードを出しやすいところ、それから通学道路等にですね、試行的に実施する考えがあるかどうかですね、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 路面の白線を立体的に見せる特殊塗装の施工ということで、立体的に見せる路面の白線、これは交通安全対策として路面の表示に関する質問ということで答えさせていただきますが、現在、町内に、立体的に見せる路面の表示につきましては、既に地元からの要望につきましてですね、基づきまして、今古賀地内に交差点部分に3か所と、それから老良地内の集落の出入り口に2か所、これ、設置をさせていただきました。  設置の目的につきましては、今、議員が申されましたように、車両の運転に減速及び徐行を促すための、初めてその路線の表示を見て通過する方に何らかの危機感がある箇所と認識させるといった一定の効果があるというふうに考えております。  今後につきましても、交通安全対策として、施設設置に関しましては、地元区並びに学校、そしてPTA等のですね、要望等々により、現状の確認の上、必要に応じて、交通管理者であります、これ、やはり警察との協議が必要になりますので、より効果的な対策を行う中で、立体的な路面の表示も含めまして、実施をしていきたいというふうに思っております。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 県道等には設置がされてるとは聞きませんけど、県道等にも要請するお考えはあるかどうか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) これは、県道等もですね、やはり減速させるとか、交通量の多いところ、また県道であっても幅の狭いところ、実は私もこの間気がついたんですが、ちょうどあの県道、遠賀川の水巻側の立屋敷のところに大きな木があって、細くなっているところがあるんですね。そこに確かに立体的にぽっと、私初めて気がついたんで、そのことを言われているのかなと思いましたけど、当然、町道だけやなく、県道のほうにもですね、そういう箇所がまたあれば、また必要というところがあればですね、ぜひ県のほうにも言って設置ができればという、確かに浮き出て見えます。ただ、色の配色によって、場所によって、やっぱ多少変わってくるんではないかなというふうに思いますが、これ、当初、町のほうも、業者のほうから先にちょっとやってみませんかということで、サービスといったらおかしいですけど、今古賀の住宅地の中に、狭いところ、させてもらってますが、今、ちょっと色もあせてるところがありますので、1か所、かわさき歯科の前、これはきれいに浮き出て、効果があるんではないかなと。それとあと、老良のほうも現場を見てまいりましたけど、場所によっては多少こう、浮き出てるところと、出ないところがあるのかな、これは色の問題かなと思いますけど、確かに今からこういう効果もあるというふうに認識しておりますので、また交通道路管理者と協議しながら、そういうところについては実施をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) ぜひとも県のほうにもですね、要請していただきたいと思いますし、ちょっと私も通ったんですが、あんまりこう、意識しなかったような感じがするんですけど、ちょっと、今、町長が言われるように、配色等、そういうような技法がちょっとあんまり効果的やなかったのかなとも思うとうわけです。その点もちょっと検証していただきたいなと思ってます。この3番目については、終わりたいと思います。  最後でございますが、教育長にお尋ねしたいと思いますが、コミュニティスクールの導入についてですね、教育長に質問を致します。  コミュニティスクールについては、ご承知のように、平成16年度ですかね、に制度化されたものでございまして、教育委員会が指定を致しまして、保護者や地域住民、校長らで構成する学校運営協議会を設置する。協議会の主な役割としては、校長がつくる学校運営基本方針を承認するとか、学校運営に関する意見を教育委員会や校長に言えるということ等でございます。  このコミュニティスクールの導入につきましては、平成25年6月議会でもですね、一度質問を致しました。そのときの教育長の答弁では、現在、学校評議委員会制度がございますので、コミュニティスクール制度の導入については、今のところ考えてないというご答弁でございましたが、現在でもそのお考えは変わらないのか、お尋ねを致します。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) この件につきましては、今、おっしゃられました25年の6月議会にて同様のご質問があっております。その折の質問の要旨としては、議員のほうがPTAや学校評議員、そして学校関係者や区長さん、公民館長さんに個別に意見を交換するんではなくて、そういう人たちが一堂に会した場というんですか、いわゆるコミュニティスクールで地域の方の意見を吸い上げて、そしてそれを学校経営にするのが効果的ではないかというふうに理解致しました。  それで、教育委員会と致しましては、本年度も教育施策要綱の中で、学校評議員制度の、外部評価を活用した学校経営の充実というとこで、重要な施策の一つとして定めておりまして、現在のところ、学校はですね、生徒指導の充実、それから学力、体力についても突出した傾向ございませんが、全国・県平均を上回った実績を上げているというように認識しております。  文部科学省はですね、このコミュニティスクールをですね、積極的に導入してほしいというような通達を再三こう、出しておりますが、なかなか全国的に取り入れる自治体のスピードが加速しないと。先ほど、議員さんからございましたように、やっぱり1つは、1点目としましては学校運営の基本方針の承認を得ると。それから、教職員人事についても意見具申があると。そして、何よりも現実的な話として、学校運営協議会を担うであろう担当者が、ほとんどの学校は教頭先生がやられているわけなんですが、非常に負担が増えるというところがあるだろうと。  ただ、今後は、今、議員さん指摘のようにですね、かたくなにしないというんじゃなくて、やっぱ文部科学省や県の考え方も緩くなってきておりますのでですね、そこはもう常に情報を集めながら、校長会などで意見を聞きながら、教育委員会も前向きに検討するというところで考えてるところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 今回ですね、この質問を再度したわけはですね、教育長もご存じのように、政府の教育再生実行会議ですね、これが3月4日に地域住民が学校運営にかかわるコミュニティスクール制度を全公立学校に導入を目指すことを盛り込んだですね、提言書を、安倍首相にですね、提出を致しております。これを受けて、政府においても、今後、このコミュニティスクール制度の導入をですね、進める動きがですね、さらに強まるんではなかろうかと思っています。先ほど教育長が言われたように、通達が出ておりますが、さらに指導がですね、強まってくるんじゃなかろうかと思ってます。  ただし、先ほど言われてますように、全公立学校4万校ぐらいあるんですけど、その5%ですね、今実施が。大体1,920校ぐらいですかね、4%か5%ぐらいの実施ということで、今のところ導入が進んでないということがあります。それは、教育長が言われたように、いろいろ問題があるかと思いますが、やはり制度なり、県がですね、やはり協力を勧めてくる傾向がございますので、やはり前向きに検討をということでございますが、いつの時期でかですね、やっぱりこれを取り入れる時期にくると思うんですね。それで、周辺を見るんじゃなくて、率先して、遠賀町として先を切って導入するという考えはないんですか。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) コミュニティスクールの狙いは、私は学校教育の充実と、コミュニティスクールを設置するがありきじゃないと自分は捉えております。周辺を見ると、どうしてもやっぱり、確かに、議員おっしゃったように、先日も県の教育長じきじきに教育事務所に来まして、3市6町の教育長のほうにお願いがございました。やはりその中でも、やっぱりどうしても先ほど見た法令上の、これ、地教行法第47条に、学校評議員制度は法令上の縛りはございませんが、まず、その法令上の縛りがあるというのが一つ。  それから、先日も東京のほうで、全国の町村教育長会が、約1,000ぐらい町村がございますが、ほとんどのところの、秋田、福井、富山とかも全然できていません。それは、やはりもう地域につながりがあるというんですかね、というような、そして教職員の人事もふんだんに都市のようにあれば別ですけど、現実的ではないと。また、小学校、中学校も一律にするじゃなくて、現場の声を聞きますと、中学校は自分でできるからあんまり効果がないとかですね、そういう声も上がっておりますので、そういう観点から、検討はもちろんして、何とか率先してやれということでございますが、やっぱり私どもはやっぱり、先生方が疲弊してしまいますと何もなりませんので、それからして常々地域の声をしっかり聞いてくださいとお願いをしているところでございます。 ○議長(古野修) 織田隆徳君。 ◆11番議員(織田隆徳) 地域の声をですね、よく聞かれているということは、私も認識してます。地元学校についてもかなり地域の方の意見を聞かれてるからですね。ただ、一つは、ただ意見を聞く、各団体から意見を聞くのか、こういうふうな制度を設けて、そういうふうな組織の中で意見を聞くのかという、やっぱり違いがあるんじゃなかろうかと私は思ってます。それは、こういう制度の中の、組織の中の意見を言って、それを反映させるということは、ある程度こう、義務的な問題が生じますし、強制的な問題もある程度生じてくるわけですよね。そういうのと、やっぱりただ意見を聞いて参考にするのと、かなりですね、私はニュアンスが違うんやなかろうかと思っていますので、もうこれでとどめますが、ぜひともですね、検討はしていただいて、そして前向きですね、前向きに検討をしていただいて、やはり周辺に遅れないようにですね、やっぱり実施をしていただきたいと思ってます。これは、もう意見、提言です。  私の、これで質問を終わります。 ○議長(古野修) 以上で、織田隆徳君の一般質問は終了致しました。  しばらく休憩致します。  ─── 休憩 午前10時33分 ~ 再開 午前10時44分 ─── ○議長(古野修) それでは、再開致します。  引き続き、一般質問を許します。10番議員、仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 10番議員の仲野新三郎でございます。古野議長の許可を得ましたので、通告書に従い、一般質問を行ってまいりたいと思いますので、よろしくお願い致します。  昨年、本町は、町政施行50周年を迎え、さまざまな記念事業やイベントを行ってまいりました。そして、今年は51年目のまた新しいスタートの年でもありますし、また本格的な地方創生事業の元年の年でもあります。4月の改選後、議会構成も大きく変わりましたけれども、古野議長を中心に、議会が一丸となって、しっかり取り組んでいきたいと思っておりますし、また今後、地方創生事業における地方版総合戦略の策定も進んでいくかと思いますけれども、原田町長をはじめ、執行部の皆さんと一緒に、またしっかりと議論を交わしながら、遠賀町の発展のために、地方創生事業を推し進めていきたいと考えておりますので、どうぞこれからもよろしくお願い致します。  それではまず、子ども・子育て支援について質問させていただきます。  子ども・子育て支援については、国や県、各自治体がさまざまな対策や施策を行っているわけですが、平成24年8月に子ども・子育て関連三法が成立して、今年度からは子ども・子育て支援新制度が施行となりました。本町においても、今年3月に策定されました遠賀町子ども・子育て支援事業計画に沿って事業を行い、子ども・子育て支援のさらなる充実を図ることとなっています。  そこで、まずは1つ目の質問ですが、待機児童の対策について質問致します。  先ほど萩本議員の質問の中でもございましたけれども、毎年、年度途中から待機児童が発生されるということですけれども、ここに毎年5年間の月ごとの入園者数の推移がありますけれども、これを見てみますと、大体8月、9月ぐらいから園児が増えてきて、年度末になると、年度当初に比べて大体20人から30人、入園者数が増えております。  そこで、今年度の年度当初の3園のそれぞれの入園者数を教えていただきたいと思います。また、入園者数が増える8月、9月になっても受け入れ可能の体制にあるのか、お尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 入園者数について、そして対策というか、8月中についてのですね、実際の運用の中身になりますので、担当課長のほうから答弁させたいというふうに思っております。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) それでは、お答え致します。  4月1日の入園者数はちょっと申しわけないんですが手元にはございませんが、6月1日時点での在籍数をお知らせ致します。遠賀川保育園が141名、南部保育園が140名、山びこ保育園が142名でございます。昨年、一昨年の状況から判断致しまして、議員のご指摘のとおり、8月以降と言いますか、年度の途中から、また入園者が、入所者が増えてくると想像しております。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 今のお答えですと、待機児童がやはり発生してくるというお答えでよろしいですか。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) 入所の希望をされる児童の方が増えてまいるということでございまして、これにつきましては、今のところは遠賀川保育園南部保育園につきましては弾力運用で運営をしておりますので、もう少し入所の範囲が余裕がございますので、本年度はですね、何とかいけるのではないかと原課では想定しているところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) やはり秋頃になると入園者数が増えてくるということで、待機児童も出てくるんじゃないかという心配があるんですけれども、そのほかにもですね、例えば、今は町外の保育園に預けているけれども、希望としては町内の保育園に預けたいとかですね、それとか町内でも希望する保育園がいっぱいで、町内ですけどよその、希望する以外の保育園に入ってるとか、そういった方もたくさんいらっしゃると思うんですけど、そういった潜在的な待機児童という方がやっぱりかなりいらっしゃると思うんですね。表には出なくても、数字には出てなくても、そういう、本当に行きたい、通いたい保育園には通えてないという潜在的待機児童という方がいらっしゃると思うんですけど、その潜在的待機児童について、町長はどういうご認識をされているかをお尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) これは、まず町内の保育所に入れたいが入れないという方と、また仕事の関係で広域的に町外に行く、また町外の方が仕事の関係で本町のほうに、これは広域入所ということで、それも事実です。そういう総括した中での、要するに待機児童というものをどういうふうにするのかと、これはもう本町だけでなく、今、こういうかたちの中で不足してるというのは、待機児童問題というのは都市部を含め、我々郡部のほうにも入ってきたという状況です。そういう意味では、今すぐそれに対して、今年度どうのこうのということじゃなく、当然、その取り決めはしなくてはいけないんですが、まず、先ほど萩本議員のご答弁にも申し上げましたように、平成26年度には遠賀川保育園の増設をしていただき、定数を改正していただき、確保した。また、今後、残りの2園につきましては、平成28年度にぜひ増築していただいて、定数をですね、また増やしていただく。  それと併せて、待機児童の解消、根本的にやはり、今ある、計画ではないとは言ったものの、ニーズの中で、当然、出てくるという想定をしておりますので、そういう意味では、制度として小規模保育、また家庭的保育等のですね、実施は当然考えていかなくてはいけない。それは、最初の萩本議員のご質問にもございました中で待機児童対策、またそういうものについてはそういう制度を活用していきながら、じゃあ、そこで考えられるのが、また定数は増やしたが保育士の確保がまた次のあれになるだろうというふうに思いますが、そういうふうに考えているところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 私が聞いた話では、例えば、兄弟でですね、本当は同じ保育園に通わせたいのに入れなくて、別々の保育園に通わせているという話も聞いたことがありますし、やはりそういった利用者のニーズに応えれるようなですね、そういう対策をしっかりとっていただきたいと思います。  それと、一つ、現在、遠賀町外ですね、広域からの受け入れは行っていないという認識してますけれども、その状況はどのようになってますか、広域からの受け入れというのは。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) 現在、新たな受け入れは行ってはおりませんが、これまで在籍している児童については、現行のままということでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) これも、私、ある利用者さんからですね、親御さんは、お父さん、お母さんは遠賀町外の方なんですけれども、もともとお母さんが遠賀町出身で、おじいちゃん、おばあちゃんが遠賀町の在住者で、そのご両親は仕事の関係でお迎えとか遅くなるので、おじいちゃん、おばあちゃんにやっぱり頼ってると。そういったときに、やっぱ、おじいちゃん、おばあちゃんも高齢なので、やはり遠くの保育園じゃなくて、遠賀町内の保育園だったら、お迎え行って、その後も面倒を見ていただけるので、ぜひ遠賀町内の保育園に入れたいんだけれども、今は広域からの受け入れはされてないので入れられないというお話を聞きましたけれども、やはり一概に広域からは受け入れないということではなくてですね、やっぱり子育て支援をしっかり行っていくという、町長もお考えでしょうから、やっぱりそういった多様なニーズにですね、応えていっていただきたいと。
     そしてまた、待機児童は出さないというために、この計画書の、子ども・子育て支援事業計画の70ページになりますけれども、平成30年度をめどに家庭的保育等の地域型保育の整備を図りますという、書かれておりますが、小規模保育サービスが自治体の認可事業になるわけですけれども、具体的にどのような取り組みを行っていくのかをお伺い致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まず、平成30年にこういう計画で書いておりますこの地域型保育というのは、事業所内保育所を想定をされて計画しております。それをもう今、現状としてやはり待機児童が出てくるという想定の中で、前倒しをしていただいて、認可ができる、無認可でございますので、認可ができる整備をしていただくということで、前倒しで、今年9月にですね、事業所内保育を認可保育として5名の定数がとれますので、そういうことをまずさっそくさせていただく。今後、考えられるのが、計画では要するに地域型につきましては基本的には計画がない、ニーズがないということでの計画がないようになっておりますけど、これはやはり現状に合わせて、今後、今、先ほど申し上げましたように、小規模保育と家庭的保育ができる状況になればですね、これはもちろん資格の問題もございますが、そういうところで対策を練っていくべきだというふうに考えているところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 待機児童、また潜在的な待機児童がですね、発生していく中で、平成30年をという計画の中だったんですけど、全国的に保育ニーズのピークが平成29年と言われてますので、30年というのはもうピーク過ぎてからだと遅いかなというふうに思ってたんですけれども、今の、今年9月からということなので安心しておりますけれども、やっぱり原田町長も昨年の選挙の折にですね、幼稚園、保育園の待機者ゼロを推進しますという公約を掲げていらっしゃいましたけれども、やはり今も早急に手を打っていただいたわけですけれども、この待機児童問題についてはですね、今後もですね、しっかりと対策をとっていただきたいと思います。  続きまして、2番目の保育士の確保と処遇改善についての取り組みということで質問させていただきますけども、保育士の確保という部分については、先ほどの質問の中でも保育士バンク設置する、また保育士の資格の取得の支援ですかね、そういったことを行っていくということなので、やっぱり保育士確保についてはやっぱり町内の3園の事業所もかなり苦労されているみたいなので、この確保についてもしっかりとやっていただきたいと思いますけれども、処遇の改善についてですね、今年度の当初予算では保育士等処遇改善臨時特例事業補助金が計上されていません。去年は、6月補正で807万円ですかね、計上されておりましたけれども、今年度も保育緊急確保事業の中に保育士等処遇改善臨時特例事業は盛り込まれているかと思うんですけれども、今年度は補助金のほうはおりてきているんでしょうか、お尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 昨年度の国の特例による保育士等処遇改善臨時特例事業につきましてはですね、これは今年度からは施設給付費の処遇改善給付費に含まれるということで、内容としては今後も継続してそういうようにされるということでございますので、特例事業じゃなく、従来の施設給付事業費の中の処遇改善給付分に3%の上乗せがされるというふうにお答えをしたいと思いますが、補足があれば、担当のほう、よろしいですか。 ○議長(古野修) 健康こども課長。 ◎健康こども課長(松井京子) それでは、お答え致します。  今、ご指摘のありました保育士等の処遇改善臨時特例事業につきましては、25年度と26年度の期間限定の補助金でございます。これの代替措置と致しまして、今、町長が申し上げましたように、施設給付費、俗に言います措置費でございます、園のほうに給付される施設給付費の中に処遇改善給付費、これは保育所の処遇改善に使っていただく給付費でございます、これが3%上乗せされているということでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) やっぱり保育の充実ということを考えますとですね、保育士の安定確保というのは欠かせないものだと思いますし、保育士の資格取得支援等と合わせてですね、やっぱり処遇改善についての支援もですね、しっかり行っていただきたいと思います。  続きまして、3番目の質問に移ります。  妊娠から出産、子育てまで、担当の保健師が切れ目なく支援する先進的な取り組みとして、昨年度は宮崎市など全国29市町村のモデル事業として、子育て世代包括支援センターが開設されました。今年度は17億円の予算を確保して、全国150市町村に、この子育て世代包括支援センターの開設が予定されています。今日は、議長の許可をいただきまして、皆さんに資料をお配りさせていただいてると思いますけれども、この子育て世代包括支援センターというのは、フィンランドの出産・育児相談所のネウボラというものを参考にしたもので、これは一つの窓口で、妊娠期から子育て期にわたるまでの支援について、身近なワンストップ拠点として、切れ目のない支援を行っていくというものであります。やはり安心して子育てをしていただくために、専属の保健師やソーシャルワーカーを配置して、さまざまな機関と連携を図りながら、妊娠前から就学前まで切れ目のないきめ細やかな支援をしていく、また母子だけでなく、その家族についても包括的に支援していく、この子育て世代包括支援センターを設置して、継続的かつ包括的な支援を行っていく考えはないかお尋ねを致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 子育て世代包括支援センターの設置でございますが、その中身につきましては、今、議員が申されましたそのとおりでございます。ソーシャルワーカー等をコーディネーターとして配置していくと。全国的にも150市町村に設置する目標を立てられた、国がですね、中でもう既に全国で50か所設置してると、この資料にもございますが、これはですね、先の地方版総合戦略におきましても結婚、子育て支援がうたわれておりますが、その中でも子育て世代包括支援センターの設置は具体的な施策としてあげられているわけでございますが、今後、本町で設置をされますいきいきおんが推進委員会において議論がなされるところではないかなというふうに思っております。  本町における、今、申し上げました出産・子育ての相談支援業務につきましては、現在、助産師やソーシャルワーカーの常勤は置いておりません、ご承知のように。ただ、担当職員、または保健師等がですね、保健所や医療機関等の関係機関とも密に連携をとりながら、これは進めておるところでございます。当分の間は、現行の体制で子育て支援を行ってまいりたいというふうに考えております。引き続き、子育て世代包括支援センターに関する国、県のですね、情報等を収集しながら、また県内の自治体の動向も含め、先ほども申し上げました、いきいきおんが推進委員会の中での議論にもなるかなというふうに思ってるところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 今後、いきいきおんが推進委員会の中で、地方版の総合戦略の中に組み込まれてくるんじゃないかというご答弁でしたけども、今、遠賀町では子育て支援の拠点としてはふれあいの里で「ぐっぴい」が行われてますけども、もし子育て世代包括支援センターがですね、設置されたときに、「ぐっぴい」との関連と言いますか、兼ね合いと言いますか、そこら辺はどうなるんですか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) これは総合的な政策になろうかと思ってます。先ほど萩本議員のご質問にもお答えしましたように、もとは何があるかというと、やはり子育て支援センター等々があって、それにこう、枝葉のついた事業になるんではないか。その一つの中に、いろんな意味で子育て包括支援センターとか、そういうセンターが一つできれば一番いいことでしょうが、一つはやはり今後は統括したかたちの中でということになりますと、今やってます、じゃあ、「ぐっぴい」とか、そういう「おでかけぐっぴい」をじゃあもう廃止するのか、またそれはそれで、また施設でやれる部分と、情報を公開して相談に乗る部分というのはまた違ってまいりますので、それは現場での、実際やってる施設は、これはやはり私の考えとしては、引き続き、当然そこで、今の「ぐっぴい」等々も平行してやっていくというふうに私はとらえてるところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 「ぐっぴい」もですね、今年度から週3日から週4日に増やしてやっておりますので、「ぐっぴい」は「ぐっぴい」でやっぱり利用者さんの満足度も高いので、やっぱりそれはそれで残していただいて、やはり委託事業じゃなくてですね、町の子育て世代の窓口としてですね、そういう一つの窓口で切れ目のない支援をできるような窓口をしっかりとつくっていただきたいというふうに思います。  続きまして、4番目の就学前教育として、英語教育の導入の推進ということで質問させていただきます。  現在、小学校では、2020年の教科化に向けて、高学年で外国語活動として英語の学習が必修化されています。これはグローバル化に対応した教育環境づくりを進めるため、小学校における英語教育の拡充強化、中高等学校における英語教育の高度化など、小中高を通じた英語教育全体の抜本的充実を図るために行われております。また、現在、町内の3つの保育園のうち、2つの保育園において英語の勉強を取り入れていると聞いております。  そこで、将来、グローバル社会で活躍できる子どもを育成していくためにも、就学前教育として英語教育を推進していく考えはないか、原田町長にお尋ね致します。また、現在、小学校1年生から4年生における英語教育は行われているのか、また今後の英語教育についてどのように考えておられるのかを中尾教育長にお尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 私のほうから、先にご答弁させていただきたいと思います。  英語課教育の、就学前の教育としての英語教育の導入でございますが、ご承知のとおり、本町には幼稚園が1園、それから保育園が3園、3か所、ご承知のとおり、これは全て私立でございます。教育カリキュラムや指導案等、運営全般につきましては、それぞれの幼稚園、保育所が独自で行っておるところでございます。  現在の英語教育の導入状況でございますが、遠賀川保育園では毎週金曜日に4歳、5歳児童を対象に、外国人教師による英語教室を行っておるということでございますが、その他につきましては実施はされておりません。幼稚園、保育園ともに特色ある幼児教育、そして幼児保育の方針に基づき、それぞれが運営を行っていただいているというふうに考えているところでございます。私のほうとしては、その答弁をさせていただきます。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 今、議員から質問ありました1点目、1年生から4年生に、今、小学校はどのように行われているかということでございますが、5、6年生は週1時間、外国語活動は必ずやりなさいということで、今、実施しているところです。目標は、とにかく英語に慣れ親しむと、言葉や文化に、また積極的に英語を使う姿勢をつくりなさいという目標のもとに行っているところでございます。1年生から4年生でございますが、3、4年生は町から予算化していただいてるALTが3、4年生10時間、1、2年生も10時間、3、4年生は総合的な時間を使って実施しているところでございます。1年生はその他の時間で授業可能時数がありますので、そこの何にも授業…その他の時間であげているところでございます。  ただ、今後、どのように考えるかということでございますが、先ほど議員のご指摘がありましたように、一昨年新しい方針が打ち出されまして、東京オリンピックまでに教科化すると。国語、算数と同じように、教科にもっていくと。そうすると、今のところ決まってはおりませんが、決定しておりませんが、英語は週3時間。それから、3、4年生におりてきまして週1時間というふうな、1、2年生は考えておりませんが、そういう方向でこれから進んでいくんじゃないかなと。  教育長、どう考えるんかというところで、これは私見でございますが、私はですね、早期英語教育が、開催時期がいつしたらいいかとかいうのは実証されておりませんので分かりかねますが、やっぱ私は英語はですね、他文化のコミュニケーションツールと思っているんですね。それで、やっぱり1、2年生あたりに基礎、基本をしっかりつけておかないと、やっぱり外国人の方にも発信するときですね、みそのつくり方はどんなんなってるのとか、さあ、みそとか、大豆からつくるとか、ぱっと言えばいいですけど、そういう基礎的なことがあって初めて発信していくというところでございますので、どちらかがいいか分かりませんけど、やはり低学年のときは、小学校の場合は、そういうのをしっかり基礎・基本的な学力とか教養を身につけるべきではないかと、これはあくまでも私見でございます、そういう考えを持っております。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 実は私、英語はですね、ぺらぺらとはしゃべれないんですけれども、聞くだけでしゃべれるようになるという教材も買って、したことはあるんですけれども、もう30過ぎてだったんで、なかなかしゃべれるようにはならなかったんですけれども、やっぱり語学というのはやっぱり小さいころから身に付けたほうが習得が早いということなんで、せっかく町内の保育園でそういう教育をされているんであれば、小学校に上がったときですね、5年生から英語、外国語活動がやっていても、4年間はまた英語に触れる機会がなくなるということなので、やはりそういった、せっかく幼少期に習ったことをですね、今後に生かすためにもですね、やっぱり小学校においても英語教育をしっかりと行っていきたいと思いますし、またやっぱり遠賀町の方針としてですね、遠賀町は英語教育を、英語教育に力を入れているということをしっかりと打ち出していって、遠賀町の方針として推し進めていっていただきたいなと思いますけれども、今後の教育方針についてということで、町長でよろしいでしょうか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今回のご質問は、就学前といいますか、教育として英語教育を導入する推進する気ははないかというご質問でございます。現実に、遠賀町でも週1回、遠賀川保育園で外国人教師を招いてやっておられると。ただ、どうでしょう。私、問題は、じゃあ、就学前にやって、というご質問ですよ、それを受けてご答弁させていただきますが、やはり、じゃあ小学校入ったら、これは先ほど教育長の答弁にもありましたように、外国語活動が、これ、平成23年度から小学校5年からになったと。これが今度、平成32年にはもう小学校3年からの、要するに外国語活動に早めるというふうになると。結果的に、小学校5年からは、もう成績評価される教科になるという状況の中で、ですよ。小学校に一度入ったら、もうそれはないと。私は逆に、小学校1年生からそういう英語教育をするという議論なら、ああそうだなというふうに思うんですけど、その間が抜けてる就学前の英語教育ということでの質問でございますので、それはいかがなものかなというふうに私は思っているところで、ただ外国語に慣れるという部分については、私は個人的にそう思っています。ただ現実に、小学校、もう1年生からそういう英語教育をやってる、要するに公立学校どんどん増えていってるというのも事実でございますので、今後、私は就学前よりは、まず学校に入った小学1年生からのそういう英語教育をどうするのかという議論を、我々は今からしなくてはいけないのかなというふうに、今、思ってるところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 今、町長の答弁では、小学校からのほうが適当ではないかという答弁だったと思うんですけども、私は保育園で英語授業をしているとこを見たことがありますけれども、子どもたちも楽しそうにしてますし、やっぱり小さいころから、やっぱり4歳、5歳ぐらいから始めたほうがやっぱり習得も早いですし、小さいころから外国の先生に教えていただいてるんですけれども、やはりそういう、日本人というのはやっぱりどうしても外国人の方としゃべるときにちょっと萎縮したりとかいうのがあるんで、小さいころからそういう方と慣れ親しむということでやっぱり習得も早くなると思いますし、さっきの潜在的待機児童じゃないですけれども、やっぱこっちの保育園ではこういう教育をしているからここに入れたいけれども、そこに入れなくて、希望するところに入れなくて、英語教育受けさせたいけれども別の保育園に通わせているということもなりますし、やっぱり公平性を保つためにもですね、やっぱり町がですね、保育園、幼稚園に対してですね、支援をして、英語教育を取り入れていただくという方向で、私はいっていただきたいなという思いで質問させていただいてますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) そういう特色ある幼児教育、就学前の幼児教育というのは、私も理解を致します。一つは、今、幼児の段階から、今言われましたように、何て言うんですかね、英語塾というんですか、そういうところに通わせる、これは都市部でしょうけど、そういうとこも実際にございます。それはもう目的が違うところであって、当然、幼児前から、就学前からそういう英語を習って、当然、また小学校から、私学かそういうところでしょう、そういうところに行くという目的の中でされているところが、今結構ある。  それとまた、捉え方の違いで、幼児の段階で、外国語、特に英語に慣れ親しむという、例えば、熟語とかそういうある動詞があって、こう、ということではなくて、ABCの一つの、おはようございますをですね、英語で言うというのは、そういうのは今、幼児で親しむということだろうと思います。そういう意味では理解はできますが、教育ということになりますと、今度、やはり小学校に上がったときに、当然、先ほど言いましたように、私は小学校からの教育がというふうになってくるのではないかなというふうに思ってますけど、これは学校の先生も大変なことで、今、実際それに対応する教師の先生もやはり、若い先生はいいんでしょうけど、もう熟年の先生たちに至っては、そういう英語に、小学校1年生レベルからですね、少しずつ対応をお願いする。そういうやはりしっかりした環境整備も必要でしょうし、ただ、幼稚園、要するに、就学前からのそういう外国語に慣れ親しむという意味ではですね、こちらはやってこちらはやっていないということはないように、中身の触れ合いの仕方だろうと思いますので、決して私は否定はしているわけじゃないんですけど、ただ、じゃあ、一旦は小学校に上がったら、もうそういうことは一切触れられないということもいかがなものかなということで、一つご答弁させていただきましたけど、理解はしてるということでご答弁させていただきたいなと。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 今、ALTの先生いらっしゃいますけども、ALTを増員して、そのALTの先生方に、例えば、出張で保育園とか幼稚園に教えに行ってもらうとかですね、そういう保育園、幼稚園、事業所側の事情もあるでしょうからですね、そういった意見を取り入れ、聞きながら、そういう希望する事業所に対してはですね、そういう支援をですね、ぜひしていっていただきたいと思います。  それでは、続きまして、2項目めの遠賀町商店街振興計画についてお尋ね致します。  平成23年の12月議会で、この計画の進捗状況についての質問させていただきましたけれども、今回、(1)で計画の中で今年度新たに実施する事業は、ということで質問させてもらってますけれども、この計画の中では、今年度については継続事業のみで新規事業は入ってませんけれども、実施計画の20のプロジェクトのうち、今年度は主にどの事業を重点的に行っていくのか、また新規事業を行うのであれば教えていただきたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まず、計画の中での新たな実施する事業ということでございますが、遠賀町商店街振興計画の20のプロジェクトのうち、今年度、新たに実施する事業は、まず商店街振興のための若手の事業主の方を中心とした新たな組織づくりに着手するということ。それと、現在、調査中の空き家、特に店舗併用住宅の調査結果をもとに、空き店舗の所有者へ、利活用の意向、それから諸条件のヒアリング調査を行い、現在、遠賀郡内の各町、そして商工会、金融機関で合同で取り組んでおりますおんが創業支援事業の受け皿としての情報提供を行いたいというふうに思っております。  また、チャレンジショップ事業やアンテナショップの開設につきましても、商工会や商店街組合などの運営母体が定まれば、がんばる地域まちづくり事業の3号事業を活用致しまして、店舗等の整備を進めたいというふうに思っております。  また、あわせまして、誰もが参加できますイベントの開催につきましては、昨年のビアガーデンに引き続きまして、駅前サービスセンター敷地内を活用したイベントの開催を町の青年部活性協議会なども計画等にあげておられるようにありますので、それを中心に、積極的に呼びかけていきたいなというふうに思っております。  また、生鮮食料品の販売所の開設につきましても、現在、JA北九州本部担当部署と協議を行いまして、直売所、野菜畑のミニ店舗事業の可能性を、今、模索を致してるところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) この計画が策定されてから5年が経過していますので、駅前についてもですね、先ほど話、ありましたけれども、JAの跡地についてもですね、遠信さんも移転されて、JAさんも移転されて、この計画策定当時とはですね、環境も随分変わっていると思うんですけれども、やはり今の現状に合った事業計画が私は必要だと考えるんですけれども、2番目の今後の計画策定の予定はあるのかというところに入りますけども、今後ですね、遠賀町の商店街振興計画をまた新たに策定されるお考えはあるのかをお尋ね致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 先ほどの織田議員の中にも一部、この振興計画が多分策定されるだろうというふうなことをちょっとご意見いただきました。基本的に、この遠賀町商店街振興計画事業年度につきまして、平成27年度以降もこれは継続するようになってございます。計画そのもののもう策定はしませんということじゃなくて、全体の見直しはしないもののですね、計画にうたったプロジェクトや時代にマッチした新たなプロジェクトを生み出す中で、実効性の高い個々のプロジェクトを取り組むための共同推進計画の見直しの策定は行う必要があるというふうに考えているところでございます。  そのためには、先ほど申し上げましたように、次の時代を担う若手の事業主の皆さんを中心と致しまして、行政、商工会、そして各商店街組合、それから消費者、さらには地域住民の皆さんの連携した新たな組織の立ち上げと、あわせて産官学連携が必須の条件というふうに考えておるところでございます。現在、今からこれ、策定されます地方版の総合戦略の取り組み施策の中での盛り込みについて、補助事業などの予算化等々含めて、これは進んでいくのではないかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 私も、去年の一般質問で確かしたと思うんですけれども、駅前の再開発についてはですね、そのための、例えば、準備委員会のそのまた前の段階の検討委員会だけでも設置してですね、今後の遠賀町の駅前、またその商店街がどうあるべきかというのを話し合うですね、委員会の設置というものを言わせていただいたと思うんですけれども、やはりこの計画自体も5年経過してますので、やっぱり新しい今の現状に合った事業の計画というものを立てなくてはいけないと思うんですけれども、昨年12月の織田議員の一般質問の中でも、大学生など若い発想を取り入れて、斬新な再生計画をもう一度見直してはどうかという織田議員の質問に対しまして、喫緊の課題であると捉えているので、ぜひ若い人たちの意見も交えたところで、この計画が平成27年までの分でありますので、もう一度、再度、策定し直すくらいの気持ちでないと前に進まないと思っているという町長のご答弁がありました。  今後は、事業の見直しは行うけれども、その計画自体、遠賀町商店街振興計画、またはそれに関連した駅前再生計画とかいうですね、そういったものを策定する考えはないということでよろしいでしょうか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) この中であげた、これは全体像を見直すという、当然、見直しも出てこようかと思うんですけど、20のプロジェクトをとらえた中で、まだまだこれは継続してやらなくてはいけないところは多々ありますので、そういう部分につきまして、先ほど申し上げましたように、実効性の高いプロジェクトを取り組むための共同推進計画というようなかたちの中でですね、見直しをし、策定を行う必要があるということで、これは次を見据え、これで新たにまたこの中身を全てをやり直すということではなくて、当然、検討していく中で、若い人たちを入れていきながらですね、これも当然、継続してやっていかなくてはいけないことはたくさんまだございますので、一番はやはり松の本・今古賀商店街組合、それから遠賀川の駅前商店街組合、2つございますが、特に遠賀川駅前商店街組合につきましては、これはもう私のほうから言ったらあれなんですけど、要するに、我々の差し伸べるあれがどうだったのかという反省も含めてですが、やはり商店街組合の組織をしっかりもう一度見直させていただかなくてはいけませんし、我々もその中にしっかり入っていかなくてはいけないというふうに思ってるところでございます。 ○議長(古野修) 仲野新三郎君。 ◆10番議員(仲野新三郎) 今後、事業については見直していくということですけれども、やっぱり今、町長言われましたように、若い人たちのですね、意見をしっかり聞いていただいて、またそういったいろんな団体との連携を図りながらですね、しっかりそういった組織づくりをして、また今後の事業計画を立てていっていただきたいと思いますけれども、今後、地方創生事業を推し進めていく、また駅南開発が進んでいくという中で、やっぱり遠賀町の発展というものを考えたときに、商店街の活性化というのはやっぱり大きな課題だと思っております。  商店街というのは、地域住民の交流の場であり、子どもの見守りなど、防犯機能としての役割、また、地域のイベントや清掃活動など、地域コミュニティの担い手として大きな役割を果たしています。商店街の衰退は、町全体の活力の低下にもつながっていきますので、そのためにもしっかりとした事業計画は必要だろうと私は考えますので、もう一度ですね、しっかりとそこら辺を考えていただいて、今後の事業計画を行っていただくよう申し述べまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(古野修) 以上で、仲野新三郎君の一般質問は終了致しました。  しばらく休憩致します。  ─── 休憩 午前11時28分 ~ 再開 午前11時33分 ─── ○議長(古野修) 再開致します。  引き続き、一般質問を許します。1番議員、浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 1番議員の浜岡でございます。ただいま議長の許可を得ましたので、通告に従い、町長並びに教育長に一括方式で質問を行いますので、ご答弁よろしくお願い致します。  私には、町内の方々から、本町にはいろいろな隠れた観光資源があるのに、それを最大限生かされていないと。本町が持っている観光資源を、もっと町内外に積極的に情報発信を行って、本町の観光資源をアピールしてはどうかという意見を拝聴することがあります。また、それだけではなく、本町には古い遺跡や過去からの伝承した文化や歴史も残されているので、これらを観光資源としてとらえ、開発していくことで、本町の活性化につながっていくのではないかと貴重な意見も聞かされております。そのような観点に立って、本町の観光資源開発についてと題し、次の3点について質問を行います。  質問の第1点目ですが、本町の蟹喰池には、秋季には天然記念物のオニバスの開花が見られます。しかし、蟹喰池のオニバスを観光資源として町内外に積極的に公開する考えはないか、町長にお尋ねを致します。  次に、2点目でございますが、本町には各地区に民話が伝承されていますが、これを観光資源として活用していく考えはないか、町長並びに教育長にお尋ねを致します。  最後の質問になりますが、本町に点在している歴史遺産、古墳等が一目で分かるようなマップが見当たらない。そこで、本町の古墳など文化遺産をめぐる観光ルートの設定やマップを作成し、町内外に広報活動をする考えはないか、町長、教育長にお尋ねを致します。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今回、一括方式ということでございますので、まず私のほうからご答弁させていただきたいと思います。  まず、第1番目の大きな1番目、本町の観光資源開発についての1番目で、蟹喰池のオニバスを観光資源として、町内外に積極的に公開する考えはないか尋ねるということでございます。  蟹喰池のオニバスにつきましては、もうご承知と思います。遠賀町ホームページの遠賀町指定文化財一覧の中に掲載を致しておりますし、平成22年度から福岡県の関係機関と連携して進めております蟹喰池のオニバス再生プロジェクトをまとめたパンフレットを平成25年11月に作成を致しまして、広報おんがではオニバス再生に向けての特集を掲載するなど、広く周知を図っているところでございます。現時点では、観光資源としてではなく、絶滅危惧種である天然記念物オニバスの希少性を重視を致しまして、やはりしっかりと保護・育成に力を注ぐ段階であるというふうに、今、考えているところでございます。  続きまして、2点目の、本町には各地区に民話が伝承されているが、これを観光資源として活用していく考えはないかということでございますが、以前、教育委員会が発行しました遠賀の昔話の絵本冊子などに基づきまして、町内の風景や名勝を見て楽しむことなどが考えられますが、現場的に昔話の由来自体を直接目で見て楽しむ状況にないなど、観光名所に当たるとは考えにくいために、観光資源として活用するという考えは現在持ってはございません。  ただし、有形、無形を問わず、受け継がれました伝承文化を後世に引き継ぐことは、これは大変重要なことと捉えております。なお、教育委員会部署の所管につきましては、教育長のほうから答弁をしていただきたいというふうに思っております。  次に、3点目の本町の古墳等文化遺産をめぐる観光ルートの設定やマップを作成し、町内外に広報活動をする考えはないか尋ねるということでございます。  現在、まちづくり課で、「遠賀町再発見の旅 まだ見たことのない遠賀町の“ステキ”を探しに行こう!!」という見出しで、「遠賀町ぶらぶラブまっぷ」を作成を致しております。このマップは、町内の風景やイベントとともに、島津・丸山歴史自然公園、蟹喰池のオニバス、それから埋蔵文化財の双口壺を掲載致しておりますし、今後、町内外への広報活動に役立てていきたいなというふうに思っております。また、町ホームページや広報への掲載などで、町の文化遺産の周知は可能と考えておりますので、文化遺産をめぐる観光ルートの設定につきましては、今のところ考えているところではございません。  なお、教育委員会部署所管の分につきましては、教育長から答弁をいただきたいというふうに思っております。  以上、第1回目の答弁にさせていただきたいと思います。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 第2点目の各地区の民話の伝承でございますが、まず、この民話といいますのは、平成7年の2月に町の教育委員会が発行致しました遠賀の昔話の絵本に掲載されている内容のことと理解しております。この絵本に関連して、町内各地区などにあります昔話の風景や名勝を見てめぐるようなことは考えていないかというご質問だと理解しております。  この遠賀の昔話の絵本につきましては、平成6年度、学校週5日制が導入されたことに対応して発行され、当時の町内の小中学校全児童生徒へ配布されております。絵本の内容と致しましては、言い伝え、聞き伝え、昔話が第1話から第11話、紙芝居昔話が第12話から第15話まででございます。  ご質問にあります観光資源といいますと、一般的には風景や名勝を見て楽しむことと思われますが、この遠賀の昔話につきましては、あくまでも昔からの言い伝えや聞き伝えと理解しており、先ほど町長の答弁にもありましたように、昔話の由来自体が観光名勝に当たるとは考えにくいため、教育委員会と致しましても観光資源として活用するということは考えておりません。  なお、昔からの各地区に残されている民話、言い伝えや聞き伝えを後世につないでいくことは大変重要なことだと思っておりますので、町のホームページへの掲載などは検討していきたいと考えております。  第3点目の古墳等文化遺産をめぐる観光ルートの設定やマップの作成の広報活動でございますが、教育委員会が所管しております古墳等の文化遺産と致しましては、島津・丸山古墳及び歴史自然公園、それから豊前坊古墳群、城ノ越貝塚などの史跡や天然記念物の蟹喰池オニバス、その他、古文書、絵画、考古資料等がございます。それぞれ町のホームページの指定文化財一覧の中に掲載して、周知しているとともに、島津・丸山歴史自然公園や民俗資料館等は個別のパンフレットを作成しております。  なお、古墳等の文化遺産だけをまとめたマップについては、現在作成しておりません。先ほど町長の答弁にありましたように、現在、まちづくり課では、遠賀町ぶらぶラブまっぷが作成されており、そのマップの中に島津・丸山歴史自然公園、蟹喰池のオニバス、埋蔵文化財の双口壺が掲載されております。また、町の文化遺産と致しましては、町のホームーページや必要に応じて広報で特集を掲載するなど、周知は可能と考えておりますので、教育委員会と致しましても観光ルートの設定やマップの作成につきましては、現状では考えておりません。  以上、第1回目の答弁とさせていただきます。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 町長のですね、ご答弁をいただきましたけど、現在ですね、蟹喰池の奥にずっとオニバスが咲いてるわけなんですけど、実際にですね、これを見に行こうにもですね、現在は見に行くことができません。なぜならば、あそこにはですね、見に行く手段としては、ボートに乗ったりしないとですね、直接現地に行くことはできないわけです。そういうことでですね、これを何とか、やっぱり一つの解決する方法をですね、やはりせっかくこのような天然記念物をですね、要するに、公開しないということはですね、いかがなものかなという思いがありまして、今回質問してるわけですが、この、見に行く方法を何とか検討できないかということで、町長のお考えを聞きたいと思います。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) まず、今、議員がご指摘のように、まだこのオニバスは、こちら手前から行きますと北側の奥に生息しているだけで、手前のほうは見えない。だから、奥に行くのに何とかならないか。当然、そこはもう民地でございますので、民有地でございますので、今、ただですね、この開花する時期というのが、やっぱ7月から10月頃というような期間が限られておりますし、基本的に、そばに行ってですね、見る、そのためにも全体に、早くやはり生息させるというのが今の一番の我々の、もう何回もご質問いただきましたが、まず生息させるためにも、重要なこのオニバスでございますので、その希少性を十分に重視しながら、まず保護し、しっかりと育成をすると、させる。しまいに、手前のほうにも育成させる。私も質問をいただいて、すぐまた行きましたが、今、やはり梅雨、雨が降ってますので、きれいな水、きれいなというのはしっかりとした水が入っておりますが、当然、手前のほうに、これがですね、しっかりオニバスが生息すれば、すばらしい場所になるだろうと。ただ、今、そこに言いますように、奥、何とかできないかと言っても、見に行けるようになればですね、いいんでしょうが、じゃあ、そのためには大勢の方お見えになって、そこに車でお見えになったら駐車場もない。ただ、何人かの方がそこに見に行けるためにそこまでやるかということになりますと、やはり地元との、要するに合意形成もとれてない中で、とにかくまずそこは指定された蟹喰池をしっかり、今、議員もご承知のように、ボランティアの皆さん、それから議員の皆さんもそうですが、職員がやはりそこを清掃活動をし、地域の皆さんも清掃活動し、何とか今、奥にですね、生息ができると言いますか、できればもう一日でも早く、手前のほうにぜひ、全体に生息できる、そのときには、やはり地元の、地域の皆さんの合意形成もいただきながら、お一人でも多くの方が見に来れるような政策がとれればなというふうに思っているところでございますが、今ですね、そこに奥のほうに少しでも咲いている、そこに行ければということでありますけど、もしその隣接してる部分、住民の皆さんに、少人数で構いませんが、ちょっと行けますかというような、入らせていただけますかというようなことの合意も必要だろうと思いますが、行けるようにするにも、やはり整備をしなくてはいけないという状況でございますので、今の段階ではまず、先ほど何回も申し上げますが、保護・育成に力を注がさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 今、町長おっしゃられてるようにですね、手前側にオニバスが咲けばいいわけですよね。ところが、私、これ、この定例会においてですね、このオニバスについていろいろ質問させてもらいました。私が質問したということではないと思うんですが、毎年ですね、池干しをやることによって、オニバスがですね、一応開花してきていると。しかも、これは本当に毎年開花するかといったら、ちょっとそこにはクエスチョンがあるわけですね。というのは、場合によったら開花しないときもあるというような、非常にですね、取り扱いが難しいといったらおかしいんですけど、生育する上においてですね、いろいろな手段を講じなければいけない。一つは、池干しやるということで、今、その効果が出ております。残念なことにですね、何で奥に咲くかといったらですね、あすこには、私は地元の人の話を聞きますとね、あすこに真水が湧いてるんだと、下からずっと湧き上がってきてるんだと、その水の周辺にオニバスが咲くんだと、だから、全体的に広げようとするならば、その真水をですね、実際に全体に広がるような方法を考えなきゃいけないと、そうなると膨大な話になるね、ということなんですが、いずれに致しましてもですね、私、今回取り上げたのは、先ほど町長がおっしゃられましたけど、実際に見にいく場合には、ボートに乗らない場合は、そこにですね、簡易な人道を設置するとかいう方法もあろうかと思います。そうした場合に、人道を仮に設置するとすればですね、とてもこの町単費でやろうなんてことはできませんので、やはりそれは上級機関であります、あるいは県であるとか国であるとか、そういうところにですね、一応、補助をですね、受けるようなそういう検討をしたらどうだろうかなという思いもしてるんですけど、その点につきまして、町長、いかがでしょう。
    ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) それはもう私は次の段階というふうに考えておりますので、まず、もちろん地元の皆さんとの合意形成も必要、それとやはり2、3人が行くわけじゃないと思いますね、そういうかたちにするとするならば、やはり駐車場の問題から大きな問題もありますので、基本的にはまず、先ほど何回も申し上げますように、咲いたそれを一つ一つ少しでも手前に咲くように、皆さんも努力していただいておりますが、我々はしっかりとそれを保護・育成をするということをまず重点的にやりたいなというふうに思っておりますので、もちろんそういう整備をするということになりますと、当然、単費ではできません。そうなると、やはり大きな力が必要だろうと思いますので、我々だけの思いではなくて、ただ見たいがためにそこに道路を設置するとかですね、少ししたそういうことすると言ってもやはり民地でございます。そういう意味では、そこの合意形成も必要だろうと思いますので、そういうご意見も、住民の中にあったということは、私のほうは念頭に置きながら、まず、育成・保護をしっかりやって、この希少性を表に出しながら、住民の皆さんにお示しをしたいなというふうに思ってるところでございます。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 確かにですね、町長おっしゃられてますように、これを本当にですね、観光資源として、内外にですね、公開した場合には、やはりその地元に対する迷惑と言いますかね、そういう駐車場の問題にしても、いろんなかたちで迷惑が出てくるだろうと思います。当然のことながら、地元の皆さんとも合意形成は必要だと思っております。ただ、私自身もですね、実際にこの地元の方、あるいは私にいろいろとそういう話を持ってこられた方にですね、私なりに一応、答えをその方に伝えたんですけどね、その中には、例えば、このオニバスをですね、使って観光開発するということに関してはですね、やはり、やっぱり環境保全、それからですね、その観光開発というものと環境保全ですか、これというものがですね、表裏一体になってるわけ、これは表裏になってるわけですね。だから、一概に開発を進めるということをやっていくと、当然のことながら自然環境破壊につながっていくというような、やっぱりジレンマがあるわけです。しかし、そうはいうもののですね、一応、地元の声として、このオニバスをですね、一つの観光資源として、やはり町内外にアピールしてはどうだろうかというのがですね、今回の質問の趣旨でございます。そういうことをですね、町長のほうでご理解いただければですね、次の2番目の質問に入っていきたいなというふうに思っております。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 申しわけありません、北側の奥だけというふうに、私、先ほど申し上げましたが、平成26年度にはですね、ご承知だと思いますが、西側のほうにも、町道に面したところにも、やはりオニバスの発芽、結実が見られたということでございますので、そこですとやはりしっかりオニバスも見られます。ですから、北側だけじゃなくて、西側もやはり発芽してきているという状況はうれしいことでございます。それを一つつけ加えさせていただきたいなと思ってます。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 反論するわけじゃないんですけど、私もですね、この場でもって、このオニバスの問題については何回となく取り上げておりますので、非常に関心持っております。それで、私が少なくともですね、行くたんびに、あそこで写真撮ってるんですが、オニバスの開花を見たというのは、まだいまだに手前のほうでは一度もありません。ただ、奥のほうではですね、たまたまこの水草をとったりなんかするときにですね、職員の方とちょっと一緒にですね、ボートに乗って行ったときに、これがオニバスの花ですよというのを見せていただきました。それは、ずっと奥のほうに咲いてるわけです。そういうことでですね、手前側のほう、要するに、入って来た入り口のほうですね、そこではまだ今のところ開花はありません。ということでですね、時期的に違いがあるかも分かりませんけどね、私が見た限りでは、手前のほうでは開花はなかったということを報告させてもらいます。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) これは、別に、私、このことでですね、議員さんとどうのこうのとはね、開花したしない、私のほうも、26年5月14日に18株、西側に開花の確認をしてる資料をいただいておりますので、この分についてはまあ、ただどちらを側をじゃあなくて、やはり開花をしてるということはうれしいことでございますので、ぜひですね、これはまず保護に努めさせていただきたいなというふうに、お互いにその思いは一緒だというふうに思っておりますので、よろしくご理解賜わりたいと思います。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) ではですね、2番目の質問にちょっと移りたいと思います。  一応、先ほど申し上げましたように、各地区にですね、点在しております民話をですね、今後、どのようなかたちで継承してくのかということをですね、お尋ねしたいと思うんですが、実はですね、私も、これは「青い麦の会」というんですかね、読み聞かせというんですかね、このグループの方たちがですね、私どもが一応、町のですね、ご支援いただきまして、日朝・日韓こどもサミットをやってるときにですね、こういうグループの方が来て、民話をずっとやっていただいております。そういうですね、方々がおられるわけですけど、これをですね、今後、どういうかたちでもって継承していくのか、継続していくのか、その点についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(古野修) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(大場繁雄) この昔話につきましては、先ほど教育長が答弁致しましたように、現在ではホームページ等では公開をしていないところでございます。今おっしゃいますように、こういった昔話を後世に引き継ぐことも重要だと考えておりますので、ホームページ等に公開も致したいと思いますし、何らかのかたちで周知は行っていきたいとは考えております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 公開はぜひやっていただきたいんですが、私がちょっと懸念しているのは、どのようなかたちでもって、この民話のですね、継承していくのか。今はボランティアの方たちがやってますけどね、例えば、各地域にあるわけですね、こういう民話とかっていうのは。だから、そういう地域にある民話をどのようなかたちで継承していくのかということをお尋ねしてるわけです。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 小中学校におきましてはですね、この昔話の本をですね、図書室に置いて子どもたちに読んでいただくとか、また先生方に低学年については読み聞かせ等にぜひ、どの学校も朝の読書活動なんかやってますので、その時間を使って広げていくとか、そういう方法も考えられるのではないかと考えております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 一応、私がですね、やっぱり懸念するというのは、こういう一つのですね、歴史的文化といいますか、こういうものがですね、ある時期途絶えてしまうと、もう再びですね、これが日の目を見るということはないわけですよね。だから、それをですね、未来ずっと伝えていくというのはですね、担当課の方はですね、それぞれの地域に回ってですね、例えば、石碑というんですかね、その中に言い伝えがちゃんと写真で入ってますよね。私もずっとそれ、写真で追いかけてきてるんですが、そういうものをですね、やっぱり後世にずっと伝えていくといった場合に、どのようなかたちでですね、この文化を継承していくかということを懸念してるわけです。ホームページで公開するのも結構だと思うんですが、その辺もぜひですね、検討をしておいていただきたいなというふうに思います。 ◎町長(原田正武) 議員、よろしいですか。 ◆1番議員(浜岡峯達) はい。 ◎町長(原田正武) 両方に、ご質問。 ○議長(古野修) その前に、質問の趣旨が観光資源としての活用ということになっておりますので、その関連に対する質疑をよろしくお願い致します。  それでは、町長。 ◎町長(原田正武) どうも済みません。  町長部局として、どのようにそれを言い伝えてしていくかということで、私のほうのこの第5次総合計画の中で、町の方針として、そういう郷土の歴史や文化、そういう継承していかなくてはいけないものにつきましては、当然、講座とかそういうものでしっかりと住民の皆さんに継承していくんだということをうたっておりますので、これがもしなされてないのであるならば、今後、これをしっかりやらせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 今、まさに町長おっしゃられたようなかたちでですね、教育委員会のほうも、一応、公開していくというようなことを答弁いただいておりますので、一応この件については、これで終わりたいなと思います。  次に、最後になります。  丸山歴史自然公園ですね、ここにおきましては、自由に立ち入ることができるんですが、例えば、豊前坊ですね、あそこには立ち入ることができるのか、どうなのかと私、疑問に思ってるんですけど、その点についていかがなものか、もしよろしければ、教育長、答弁お願いしたいんですけど。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 豊前坊古墳群につきましてはですね、民有地でございますので、勝手にですね、許可なくですね、入ることができないと。ということは、観光資源、もっと難しいというようなとらえをしております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 町長にお尋ねします。  この豊前坊はですね、民有地になってるということなんで、これをですね、一般に公開するというような手続きはとれないんですかね。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 今、教育長が答弁しましたように、これはもう民有地であると。仮に…ちなみにですね、島津・丸山古墳、これは民有地を全て町が買い取って、今、町の、要するに施設というかたちで管理しております。また、これをですね、豊前坊、城ノ越のですね、全てを買い取って、これもそこまでいくというのは、ちょっとなかなか困難なことだろうというふうに、困難というふうに私は思っております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) この豊前坊ですね、やっぱり遺跡調査をやったときの写真を見ますとね、かなりやはり町のほうでですね、力を入れてやられたんじゃないかなと思うんですよね。それが、やはり民有地ということであってですね、それが公開されてない。その辺は、当然のことながら、民有地である以上、相手側にやっぱり説得あるいはお願いしてですね、時期的に、例えば、ある時期だったら、一応公開しますよとかいうようなことをですね、先方がたのほうに働きがけをするというようなことは、これは教育委員会のほうでできないですか。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 民有地でございますので、それも含めてですね、今ここでですね、はい、やりますと言ってですね、もう全部モニター入ってますので、門前払いを食らうとかですね、ありますので、一応、検討させていただくということでお願いできませんでしょうか。 ◎町長(原田正武) ちょっとよろしいでしょうか。議員、よろしいでしょうか。 ○議長(古野修) 原田町長。 ◎町長(原田正武) 豊前坊はですね、現在、もう埋め戻しをされておりますので、行かれても見えない状況でございますので、それはご理解いただきたいと思います。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 一応、これで私の質問も最後になろうかと思うんですけど、要するに、例えば、豊前坊であるとか、あるいは、島津・丸山ですか、そういう歴史公園ですね、実際にこれらはですね、これらの史跡を案内するボランティアガイドさんというのは、遠賀町に何名ぐらいおられるんですか。これは、教育長、お願いします。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) ボランティアガイドというか、そういうふうな古墳等をですね、正式に案内するですね、ガイドさんは正式にはおりません。 ○議長(古野修) よろしいですか。  休憩致します。  ─── 休憩 午後0時04分 ~ 再開 午後0時07分 ─── ○議長(古野修) 再開致します。  中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 失礼致しました。訂正させていただきます。  現在、そういうできるのが、ガイドさん、正式には2人ということでございました。失礼致しました。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 2人ということなんですが、これ、遠賀町そのものがですね、やはり町外の方から見られたときにですね、遠賀町というのはそういう、何て言うのか、歴史的な文化とか、あるいはそういうもの、例えば、今、先ほど申し上げましたようなですね、天然記念物のオニバスがあるとかいうことがですね、意外と知られてないんですよね。やはりそれはですね、遠賀町がやっぱり体質的に古い体質でずっとおるのかなと私なりにですね、思うんです。というのはやはり、そういうものというのは、ホームページ、ホームページと言われてますけどね、本当にそのホームページを見て、皆さんが「ああ、こういうものか」ということをですね、ご理解いただけるかといったら、あの小さな画面の中にですね、どれだけのことが反映できるかということなんですよ。  百聞は一見に如かず、やっぱり現地に行ってみないと、そのよさが分からないはずなんですよね。そうした場合にやはり、町外の方がいろいろなかたちで訪れてくるよといったときに、それなりに、例えば、ボランティアガイド2名しかおられないと言ったけど、もう少しここについてはですね、例えば、今後どうするのかといろいろ議論もあろうかと思いますけど、これは今回ちょっと伏せておいてですね、いずれにしても、そういう町内外の、あるいは町外の方がですね、本町を訪れたときに、遠賀町はこういうところなんですよ、だから住みやすいんですよと、ぜひ遠賀町に住んでくださいと言えるようなですね、そういうまず体制づくりも必要ではないかなと私は思っております。何かそれに対して、教育長のほうからですね、何かご答弁があればお願いしたいと思います。 ○議長(古野修) 中尾教育長。 ◎教育長(中尾治実) 議員さんご指摘のとおりで、やはりボランティアガイドの養成とか、それから、もっと町の文化遺産のよさを広げるというご指摘だろうと思いますので、そこも兼ね合わせてですね、今後また検討させていただきたいなと思っております。 ○議長(古野修) 浜岡峯達君。 ◆1番議員(浜岡峯達) 一応、こういう文化財にしてもですね、それから、そういう天然記念物にしても、やはり所管をするのはやっぱり教育委員会だと思っておりますので、いろんな、特に私、観光開発と言ったもんですから、非常にこう、何て言うんか、キャパが大きいかなと思われたんですが、実はそういうことじゃなしにですね、もうやはり少し遠賀町のよさをですね、アピールしたい。そのアピールの方法としてですね、例えば、遠賀町にはこんな文化財があるんですよ、あるいはこういう天然記念物があるんですよという情報発信ですね。しかも、それはホームページだけじゃなしに、実際に来て見てもらうというような方策をですね、立てていくこと自身が、やはり町外の方も遠賀町に住んでいこうかというような方になるんじゃないかなという思いが致しましたので、今回、この質問を取り上げました。  以上で、私の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(古野修) 以上で、本日の日程は終了致しました。  本日は、これにて散会致します。一同起立。礼。  ─── 散会 午後0時08分 ───...